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カジュアルな雰囲気なトラットリア。パスタもお料理もワインもちょうどいい。@BUCA(ブーカ)吉祥寺

フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。

久しぶりに吉祥寺での女子飲み会にいってきました。気兼ねなくそして美味しい物を食べたいね、ということでカジュアルな雰囲気でありつつもお料理はイタリアの郷土料理がベース、そしてグラスワインのチョイスもいいとのことで幹事さんがこちらのお店を予約してくれました。

細長い店内には壁にお写真が飾られており、それがカジュアルで温かい雰囲気を醸し出しています。テーブル席は2名と奥に4名のがあり、基本的には2−3人でお伺いするのがよさそうです

ブーカ

まず乾杯はロンバルディアのフランチャコルタで。「コンタディ・カスタルディ フランチャコルタ ブリュット(Contadi Castaldi Franciacorta Brut)」。イタリアのシャンパーニュと呼ばれているほど、エレガントで複雑味があっていい感じ。

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お料理は基本的にアラカルトのシェアスタイル。気になるものをお店の方にお聞きしつつ、注文してみました。

まずは「前菜の盛合せ 1400円/一人分」。こちらは一皿にちょっとづつ盛りつけて出していただきました。

・和歌山県産活〆真鯛のカルパッチョ
・赤海老とカルチョフィのマリネ マンダリンオレンジ風味
・プーリア産ブッラータとチェリートマト シチリア産アンチョビのカプレーゼ
・カポナータ
・無花果とチロル産生ハム

お酒のアテにちょこちょこつまめるので、この前菜盛り合わせはおすすめ!

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そして最初のワインは「セデャ ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ(Sedha VERMENTINO DI SARDEGNA DOC)」。サルディーニャ州。ヴェルメンティーノ100%。フローラルでフルーティー、白い花花の香り。ミネラルが素晴らしく、余韻はクリーミーで緻密。これは以前も飲んだ事がありすが、完璧に好みです。

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そしてムール貝がモリモリのお料理が。「オルゾット ムール貝とダッテリーニ種のトマトソース」。オルゾットとは大麦みたいですね。その大麦を酸味の少ないダッテリーニという種類のトマトソースで煮込んだリゾットで、プチプチの食感に甘いトマト、そしてムール貝の旨味と何度も楽しく美味しい一皿。

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ワインは「NM ネレッロ マスカレーゼ NV グッチョーネ(Nerello Mascalese Guccione )」。シチリアのビオ。ネレッロマスカレーゼ 100%。オレンジワインなのかな、明るいルビー色。プラムの香りに、柔らかな果実感と穏やかな酸味綺麗に溶けあい、とても綺麗な飲み心地で角がなくリッチでピュアな印象です。これも好み。

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もう一品パスタは「自家製手打ちタリアテッレ ヨーロッパ産フレッシュポルチーニのソース」。旬のポルチーニの香りと旨味がたっぷりと味わえるシンプルなソースがタリアテッレに絡んで何とも贅沢!

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そしてこちらのお店の名物「Tボーンステーキ 730g 5840円」。お値段はグラム8円とのことで、だいたい一皿700g前後になるとのこと。3−4人のシェアで丁度良さそうです。

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迫力あるお肉を切り分けていくと、中からはレアな赤味のお肉が!とてもキメが細かく上品な肉質ですね。味つけは炭塩・胡椒、オリーブオイルと至ってシンプル。だからこそお肉の美味しさが引き立つ感じです。

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お肉に合わせて赤ワインを。「キアンティ クラッシコ モントルネッロ(Chianti Classico Montornello)」。トスカーナの赤、サンノベージェ100%。甘酸っぱい果実の風味が広がるキャンティですね。嫌な酸味が無く、舌触りもシルキーでとても飲みやすい。Tボーンの肉質にもぴったり合います。

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たっぷりお肉も頂いた後は、デザートも。「セミフレッド」はドライフルーツが入ったタイプで爽やかな風味にクリームのまったりとした口溶けがたまりません。

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そして「シチリア産ヘーゼルナッツとアーモンドを使ったチョコレートサラミ」。ナッツの香ばしさにチョコレートとそれぞれの素材のよさが楽しめますね。

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カフェのような小さなお店ですが、イタリア郷土料理をベースとしたお料理たちはどれも大満足。そしてグラスワインのチョイスはなかなか好みでした。吉祥寺はお店が多くチェーン店も多い印象ですが、あまり行きたいと思えるお店が少ない中、こちらはすごく丁度いバランスのお店だなと。吉祥寺でお食事とワインをカジュアルに楽しみたい方におすすめです。

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