フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
格之進の新店が六本木にオープンしたときき、お伺いしてきました!「いわてと世界を、食で繋ぐ」というコンセプトでシャルキュトリーと岩手の食材がいただけるとのこと。シャルキュトリー大好きなので、すごく楽しみです。
ここの場所は元々「ヌッフデュパプ」というお店だったのですが、こちらのオーナーの伊東氏と格之進の千葉社長がタッグを組み、「肉屋のシャルキュトリー」「門崎熟成肉の塊焼き」「岩手の食材」を融合させ、「格之進Neuf」をオープンさせたとのこと。
ちょっと早めにお店についたので、ビールで喉を潤します。この日は実はシャルキュトリーとワインの国のフランスの方をお誘いしてのお食事会。皆さんがそろうまでビールでゆったり。
ビールを飲んでいたら、生ハムを出してくださいました。かっこいスライサーで切り立ては、ふわふわで美味しい!
オープンは7月18日でお伺いしたのが8月ということで、オープン記念の特別コース7000円がありました。こちら飲み放題付きなのですが、美味しいワインが飲みたかったのでワインは少しグレードをアップしてもらいました。
「自家製ベーコンとほうれん草のシーザーサラダ」。岩手の岩本農園さんの元気なほうれん草。季節によって種類は変わるそうで、シンプルながらえぐみのない味のしっかりしたほうれん草を楽しめます。
ワインは岩手の高橋葡萄園の「ミュラートゥルガウ2015」。さすが岩手の食材を得意としているだけあって、レアワインもおいてありました。柑橘系のフルーティーな香りで、辛口でどんなお料理にも合う穏やかワイン。
「冷製シャルキュトリー盛り合わせ」。先ほどもいただいた切りたての生ハムや自家製のパテカン、リエット、アンドゥイユなど本格的なものばかり。この盛り合わせでワインがいくらでもいただけそう。コースということを忘れ、パンと一緒にこのシャルキュトリーをモリモリ。ワインが本当にすすみます。
その上、この自家製のパテドカンパーニュはお代わり自由!後半にお肉があることを考えると、少し控えめにしちゃいますが、このシャルキュトリーだけでお腹がいっぱいになりそうです。
ワインは赤に。「レ・タンヌ・オクシタン カベルネ・ソーヴィニヨン(Les Tannes en Occitanie)」。カベルネ・ソーヴィニヨン100%。芳醇な果実味と適度な渋み、そしてブラックチェリーやレーズンなどの果実の香りがあり、とても飲みやすいバランスがとれた赤。シャルキュトリーたちにぴたっと合います。
温かいシャルキュトリーは「ソーセージとガレット」。ジューシーなハーブ豚のソーセージに春巻きのような皮にスネ肉や豚足などが入ったパートブリュック。こちらもいい感じでワインがすすみます。
メインのお肉は岩手の佐助豚か門崎熟成肉の塊肉から選べるとのこと。この塊をみせてもらい選ぶのですが、、どれも美味しそうで迷ってしまいます。
すごく迷っていたら、シェアスタイルで全種類いただくことができるとのこと。だったらこの日いただける3種類のお肉を贅沢にちょっとづついただくことにしました。出てきたお皿がこちら。盛りつけも華やかで、それぞれの肉質が美しい。どのお肉も文句無く抜群に美味しいのです。
そんなお肉に合わせていただいたワインがなんとこちらのお店の名前の由来になもなっている「シャトー・ラ・ネルト・シャトーヌフ・デュ・パプ(Chateau la Nerthe Chateauneuf du Pape)」。グルナッシュ46%、シラー34%、ムールヴェードル14%、サンソー5%。ロバートパーカーも大絶賛でフランスの名だたるレストランにオンリストされているワインなんです。口当たりは柔らかいのですが、徐々に複雑味が広がり、まろやかで旨味もしっかり。色っぽくてエレガントで上品、まさに気高い。素晴らしいお肉にこのワインを合わせていただくなんてまさに素敵なマリアージュです。
お肉とワインの最高なマリアージュの余韻を感じながらのデザート。「クリームブリュレとコーヒー」。大きくたっぷりのクリームブリュレはさっぱりと食べやすく、お腹がいっぱいなのにぺろりといただけました。最後まで充実した内容で一緒だったフランス人の友人も大満足していました!
オープンしたてでまだまだ知られていない様ですが、六本木駅から近い割にはかなり落ち着いた場所にあるので、隠れ家的でゆったり食事をするにはぴったり。その上、フランス人も納得の素晴らしいシャルキュトリーとワインの数々。もうこれはワイン好きな方なら是非行ってもらいたいですね!
ちなみにオープン記念コースはブログをアップした時点でまだあるかは不明ですが、好評だったら続けるとのことでしたので、是非お問い合わせてみてください!また、記念コース以外にも岩手の食材をテーマとしたコースも不定期でやっているようですので、そちらもおすすめですよ。