フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
ちょっと前になりますが、お友達との食事会。近頃お昼は新宿三丁目、新宿御苑を開拓しているのですが、この日の夜はBEAMSが手がけるオシャレなお店に行ってきました。
こちらのビル自体は、新しい日本をブランディングするというコンセプトの「BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)」として4月28日にオープンしたばかりなんですね。地下へつづく階段をおりると、そこはスタイリッシュなオトナの空間。バーカウンターもあるので、1人で軽く飲むのにも良さそうです。
最初に出てきたのがアミューズ「醤油の泡を添えたサーモンのタルタル」。上品なタルタルは口当たりあがとてもいいです。金谷ホテルのカウンターと同じ大谷石のプレートとのこと。
売りの1つでもあるクラフトビールですが、種類も豊富。その中から「常陸野ネスト ヴァイツェン (ヴァイツェン)木内酒造 small680円」を!カウンターにあるタップから生を注いでくれます。イエローカラーにフルーティーな味わいで、とても軽やかで飲みやすい。
お料理は洋食屋さんのメニューをベースにお酒に合うものがずらり。
「5種のスモーク玉手箱 ~蝦夷アワビ・あごおとし明太子・カマンベール・〆サバ・生湯葉~ 1600円」を。スモークを充満させた小箱をひらくと、ふわっと燻製のかおりが広がります。まさに浦島太郎の玉手箱のようw。それぞれの素材に燻製の香りと深みが付与されて、お酒のアテにぴったりです。
「野菜と豆腐のパフェ アボカド 700円」。アボガドのムースと豆腐のムースにカラフルな野菜達。ムースにコクがあるのでまさにクリームのようで、お野菜たちがとても引き立つんです。見た目も可愛らしく、女性におすすめな一品。
「大正カニクリームコロッケット 1200円」。トマトソース上の2つのコロッケには、丁寧な仕事のホワイトソースに蟹肉が入っています。品がありつつもどこか懐かしい味。
ビールの他にもお酒の品揃えがよかったので、この日はワインではなく日本酒に。「澤屋まつもと 守破離 純米 生 900円」。柑橘系のような爽やかで心地良い香り、爽やかで滑らかな口当たりがあり、きちんと整った旨味と余韻。そしてきれいな酸を残しつつ、切れ味もいい。洋食にもとても相性が良さそう。
日本酒に合わせていただいたのが、「低温調理したスノーエイジングポークのロースト 2600円」。柔らかい肉質からは旨味がじんわり広がる感じで、さっぱりと美味しくいただけます。もちろん、日本酒ともすごく合う!
そしてもう一品のお肉「赤城和牛モモ肉ステーキ ペディグーソース 3600円」。抜群な火入れにさっぱりとした肉の旨味が楽しめます。フレンチベースなペディグーソースもお肉を抜群に引き立ててくれますね。
そして〆にこちらの名物「新宿百年ライスカレー (レーズンバターライス) 1800円」を。ご飯は4種類(レーズンバターライス・刻み漬けライス・雑穀米・ライス)から選べます。今回はコクのあるバターライスにしました。
ホテル仕様なカレーセットにご飯の横には牛肉のフリットがついており、さすが洋食屋さんの贅沢なカレー。カレー自体は懐かしいコクのある濃厚タイプ、でも辛すぎずまろやかなスタイル。こういうカレーは好みです。
そして最後にサプライズが!なんと私と友人の誕生日が近いということで、バースディーケーキを用意いただきました。スポンジから手作りされたケーキなんです。お店の心遣いにとても感激しました。
楽しい時間はあっという間。新宿で金谷ホテルのお料理を楽しめるのはうれしいかも。クラフトビールが売りですが、日本酒やワインも充実。空間もオシャレでバー使いでもいいですね。立地もいいので、デートや女子会などにもおすすめです。