フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
何気にFacebookを眺めていたら、中目黒のオステリア カステリーナさんのお料理がいろいろ変わっていることに気づきました。以前は肉がメインでしたが、お野菜や魚介類のメニューが増えていい感じ。気になったので、友人たちと一緒にいってみることにしました。
まずは「カンティナ・レジェ・プロセッコ・エキストラ・ドライ」で乾杯!緑がかった輝く麦わら色で、フレッシュ&フルーティ、ほのかにりんごや柑橘系のアロマを感じるエレガントなプロセッコ。のどごしが気持ちいい!
「季節野菜のテリーヌ」。キャベツやブロッコリー、オクラ、パプリカ、ズッキーニなどをオレンジのパプリカソースで華やかに。お野菜メインで目でも楽しめるテリーヌはホント大好き!まさかこちらでこういうテリーヌをいただけるとは、すごくいい。
「鰹のマリネ 焼き茄子、水茄子を添えて」。実は茄子も大好き!鰹との組み合わせはあまりみたことがないのですが、しっかりした鰹に茄子の柔らかな食感が合いますね。楽しい組み合わせ。
ワインはテリーヌや茄子に合いそうな白に。「セデャ ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ」。ヴェルメンティーノ100%。イタリアのサルディーニャ島の有機農法の白ワイン。フローラルでフルーティ、白い花の香り、軽やかな中にもミネラルも骨格もしっかりと感じられます。
「鮎のコンフィと鮎リエット 胡瓜のソース」。鮎のふんわりとした白身に内蔵の苦みがオトナの味。付け合わせの鮎のリエットは口あたりなめからで、また違った鮎の印象なんです。
肉のカステリーナさんも顕在で塊肉のビステッカもいただきました。「ブラックアンガス牛のビステッカ」。肩ロースの希少部位、焼き肉屋さんでいえばザブトンとのこと。ですがアンガス牛ということで、サシは少なく赤身に近いですね。焼き上がったお肉はきめ細やかで、さっぱりと上品にいただけます。
「グリル野菜」。アスパラ、ホワイトアスパラ、玉ねぎ。シンプルなグリルですが、アスパラも大好き。お肉に合わせることで、お肉もお野菜もよりおいしくいただけます。
肉に合わせたのはこちらのピエモンテの赤。「デルテット ロエロ ロッソ」。ネッビオーロ100%。濃いルビーレッドにダークチェリーなどの果実の香りとカカオの香り。酸がしっかりしておりタンニンが滑らかでエレガント。こちらのビステッカにぴったりとくるワイン。
そして最後はドルチェで〆。まずは「カシスとホワイトチョコのムース ザバイオーネと」。カシスの紫色にホワイトチョコの白コントラストと味の組み合わせがとっても好み。
そして「ティラミス」。このティラミス一工夫されていて、お皿の上でまぜて味が完成するタイプなんです。甘さ控えめでオトナの味がクールでたまりません。
今回シェフが変わったタイミングでメニューも一新されたとのことで、より華やかでバランスのとれたお料理たちはすごく好印象でした。お料理だけでなく、デザートやワインもなんだか以前よりバージョンアップしたみたい。新生カステリーナさんの今後が楽しみですね。