フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
フランスワイン合同試飲商談会「2016卓越のフランスワイン造り手たち PART 5」が2016年 5月18日(水)に品川「ザ ランドマークスクエア トーキョー 30F ロータスルーム」にて開催されました。
ソウルからスタートし、東京(5/18)、大阪(5/19)、台北の4都市を巡りフランスの主要ワイン産地から40社約330種類のワインが紹介されるイベントで、シュッド・ウエストワインの生産者も来日されるとのことで、実際にお会いしてきました。
シャトー・ファメイ(Château Famaey)
http://www.chateaufamaey.com/index_en.html
AOCカオールからは「シャトー・ファメイ」。有機にこだわり、伝統的な有機農法の良い面と最新の科学設備を用いたサステイナブル農法を実践する生産者。化学肥料は極力使用しないため、日々葡萄園での作業に時間を費やし、収穫も手作業で行います。有機農法を取り入れたワインは、柔らかくしなやかな味わいなんですよね。
ワイン生産者のリュック氏。ワイナリーのお写真や、現在はワイン作りは息子さんがされているそうで、お孫さんも既にワイン作りに携わっているとのこと。とてもあたたかい人柄が伝わってきました。
そしてこちらはマルベックで作ったロゼ「Chevalier Famaey Cotes du Lot Malbec Rose」。 ちょっと濃いめのピンクが印象的です。
ショルジュ・ヴィグルー(Georges Vigouroux SAS)
http://www.g-vigouroux.fr/index.php?lang=en
こちらもAOCかオールから。1887年から続く家族経営のワイナリーで、カオールのパイオニアです。2種類のブランドの飲み比べをすることができました。
「Château de Haute-Serre」。こちらのブランドはカオール・マルベックとして最上のワインとのこと。日本でも飲まれた方がいらっしゃるかと思います。
「Château Mercuès」。上質で心地良いカオール。ちなみにこちらのシャトーではホテルとして宿泊することもでき、ワインツーリズムも楽しむことができます。(http://www.chateaudemercues.com/)
マネージャーのJean-Marie氏。カタログを使って熱心にワインについて説明してくださいました。
イン・ヴィノ・ヴォリュプタス(In Vino Voluptas)
http://www.invinovoluptas.com/
こちらは生産者と消費者を結ぶワインの専門会社。シュッド・ウエストエリアから、コート・ド・ガスコーニュ、ガイヤック、フロントンから選んだよりすぐりのワインをご紹介してくださいました。
まずはラベルがかわいいコート・ド・ガスコーニュワイン「Elisabeth」。白は土着品種のコロンバール、グロマンサンを使っており、爽やかで飲みやすい。赤で一番気に入ったのが「Bon Vivant」。飲んで楽しもう!という意味のワインで軽やかで楽しいワイン。まだ日本でのインポーターが決まっていないことで、近いうちに日本でも飲めるといいですね。
そしてこちらはフロントン、ガイヤックのワイン達。このエリアはエレガントで近代的なワイン作りに力をいれており、赤でも洗練されてお料理とも合わせやすいのが特徴です。
セールス担当のAdrian氏。さわやかなイケメンさんでした。
ユビー&ヴィラ・ドリア(UBY&VILLA DRIA)
ヴィラ・ドリア http://www.villadria.com/en/vineyard
2つの家族経営のワイナリーが共同出展されていました。まずは「ヴィラ・ドリア」。かわいいボトルに白、赤、ロゼの3種あり、コート・ド・ガスコーニュらしいさわやかでフルーティな飲みやすいワイン。ホームパーティなどで持っていくととっても喜ばれそうです。こちらも日本でのインポータ先は決まっていないとのこと。
セールスマネージャーのMarie-Helene氏。女性の感性を生かした、ボトルやパンフレットなどがとても好印象でした。
もう一つは「ユビー」。アルマニャックやワイン、スピリッツを幅広く手がけるワイナリー。コート・ド・ガスコーニュの白ワインたちは、爽やかエレガント。
そしてアルマニャック達。日本ではあまりなじみはありませんが、5年もの、12年ものと飲み比べると、その奥深さが伝わってきます。
生産者のMorel氏もハニカミながらポーズをとってくださいました。
シャトー・ルキュス(CHATEAU LECUSSE)
http://www.chateaulecusse.com/
最後はガイヤックにあるシャトー・ルキュス。個人所有のものとしては地方最大のワイナリーのひとつで、AOCの白、ロゼ、赤、スパークリング、デザートワインをつくっています。ちなみにワインだけでなく、トリュフやオリーブオイルなども作っているそうです。
冷えた白はフルーティで爽やか、そしてエレガントでクオリティが高く、通訳の方も絶賛されており、私もとても気に入りました。
セールスマネージャーのOlesen氏。白ワインを持っていただきました。
シュッド・ウエストワインはいかがでしたでしょうか?今日本でも注目をされているエリアで、お手頃なお値段で美味しいワインが揃っているのですが、まだまだ皆様の目に触れる機会が少ないのが現状です。今回のご紹介したワインたちを店頭や飲食店などで見かけましたら、是非お試しください。
そして日本でいただけるシュッド・ウエストワインについてはFacebookでご紹介しておりますので、ご興味ある方は是非のぞいてみてくださいね。