フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
お散歩で代々木八幡辺りを散策していたときに、ワインバーがお寿司屋さんになっていることを発見!こないだ平日ふらりと入ろうと思ったら、なんと満席で一度ふられておりました。すごく気になっていたので、先週末友人と一緒に今度は予約をいれてお伺いしました。
店内はカウンターとテーブル席が3つほど。お寿司屋さんなのにカジュアルなカフェのような雰囲気。
とりあえずビールで乾杯。そしてお通しはイカ大根。お醤油がしっかりしみた大根とイカはとても柔らかくお寿司屋さんっぽいお通し。
まずは少しつまもうということで、「お造り3種盛り 900円」。まぐろ、あじ、ほうぼうがとても色鮮やかに盛りつけられて出てきました。これは目でも楽しめます。
そしてお寿司屋さんといったら日本酒でしょう。ラインナップは7種類ほどあり、量は7勺(126ml)か1合で選ぶことができます。その中から新潟のお酒「願人 山廃純米吟醸 原酒・生貯蔵 1合980円」を。ソフトな酸味とコクがあり、膨らみのある味わいでサラリとしてキレもいい。お刺身などにすごく合うタイプですね。
日本酒ときたら「なめろう 700円」も。ざくざくの食感が残ったタイプのなめろうで、薬味の余韻が食欲をそそります。
握りもちょこちょこと。1貫100円から500円とお手頃で選びやすい価格帯です。まずは「あじ100円」と「ホタテ200円」。握りは全体的に小ぶりで、食事というよりつまみサイズかもしれません。ホタテには海苔が挟んででてきました。
そして「穴子300円」。ふんわりとした穴子に甘いタレ、穴子大好きです。
「本マグロ中トロ 500円」。他の握りと比べるとココでは奮発した感じもありますが、中トロも1貫からいただけるのがうれしいですね。ちなみに酢飯は優しい味わい。
全体的にカジュアルな雰囲気ですよね、なんてお話していたところ、テーブルやイスなどは以前入っていたワインバーさんからそのままゆずり受けたとのこと。なるほど、どこかワインバー的なカフェ的な印象があったのはそのせいだったのかも。
大将は元々は荻窪あたり(うるおぼえ)のお寿司屋さんにいらっしゃって、そちらから独立されたとのこと。代々木八幡のこの元代々木町界隈はおわんや礼賛、大野屋など和食屋さんが多く、意外にも和食エリアになりそうで個人的には嬉しい。
1人でもちょいちょいつまめるので、使い勝手の良さそう。モダンでお手頃、そして若い感覚なおすしやさんは、地元の人が重宝しそうなお店です。