フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
先日の大雪の時に風邪をひいてしまい、今回は喉と熱で一週間ほどダウン。年々風邪がなおりにくくなっているので、今年こそは体力をつけないとダメですね。そんな風邪がやっとなおりかけのタイミングで、兼ねてより予定を入れていた会食のため、表参道にある鉄板焼き屋さんにお伺いしてきました。
お店は骨董通りから一本はいった落ちついた場所にあり、近頃改装されたとのことで、奥のラウンジなどはとてもラクジュアリーな雰囲気です。そして鉄板焼き屋さんといえはやはりカウンター。臨場感ある様子がいいんですよね。とりあえず、風邪薬をまだ飲んでいたのでノンアルコールビールをいただきつつ「あわびコース 7500円」で会食スタートです。
コースの最初は「ずわい蟹の前菜」。たっぷりの蟹の身とお野菜、それに蟹味噌のドレッシングがかかっております。蟹感たっぷりの贅沢なサラダ。
そして何やら「焼きうに」がでてきました。海苔の上にご飯、半熟卵、そして雲丹がのっており、手巻き寿司風。濃厚な雲丹と卵がコク深く、なかなかインパクトのある一品。
目の前では店員さんが注文に応じて、いろいろなものを鉄板で焼いております。こちらの様子も気にしつつ、無駄の無い動きがみていて気持ちがいいですね。
そしてコースの名前にもなっている「アワビの鉄板焼」。しっかりとした食感と小振りながらも新鮮な鮑は肝まで美味しい。付け合わせのひじきと水菜もまたいいですね。
コースにはのっていなかったのですが、美味しいいくらが手に入ったのでといって出してくれたのが「いくら丼」。ピカピカプチプチの食感で、ちょっと得した気分!
そして本日の海鮮焼は岩手県産の大きな牡蠣と鉄板で焼いたたこ焼き!焼いても十分な大きさの牡蠣はジューシーで食べ応え十分。そしてとっても気になっていたたこ焼きですが、トロトロな焼き上がりにたっぷりのソースが後を引くうまさ。
引き続き焼き物は定番な「フォアグラ大根」。お皿をキャンパスに見立てての盛り合わせも素敵。
奥の鉄板では先ほどからお好み焼きを焼いておりました。実は〆のガーリックライスをお好み焼きにチェンジできるとのことで、お願いしていたんですよね。じっくり30分以上かけて焼いているので、すごいこちらも楽しみ。
メインのお肉は「黒毛和牛サーロインステーキ」。程よい火入れのお肉は柔らかい。ボリュームも丁度いいかも。付け合わせに鬼卸がついているのが個人的にツボ!
そして、〆のお好み焼き。しっかりとした厚さがあり、表面がパリッと中がトロトロふんわりなのです。鉄板の上でキャベツとタネをふんわりまぶしながら焼いている姿がすごく面白く、個性的。こちら独自のやり方のようです。
最初にも出てきた、シジミのお吸い物。じじみばかりでスープが見えないくらい。コレならたっぷりお酒をいただいても、悪酔いしませんね。
最後は本日のデザート。−30度の鉄板で混ぜてくれるアイスがとてもミルクな味わいで美味!生クリーム好き、ミルク好きにはかなりおすすめです。
カウンターだったので、お料理ごとに説明してくれたり、ちょっとした質問にも答えてくれたりと気遣いもばっちりで。その上、お店の方々のチームワークが素晴らしく、元気に明るい雰囲気もまた活気があってよかったです。
お店はオシャレな雰囲気ではありますが、店員さんの親しみやすさで気軽に食事も楽しめそう。今回はコースでしたが、アラカルトでも注文できるとのことだったので、今度はお好み焼きとビールでふらりと利用というのもありかも。カジュアルにも使える使い勝手のいい鉄板焼き屋さんでした!