フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
以前からサンフォコンのシェフに「ビストロノブさんにもいってくださいよ。」なんていわれていたのを思い出し、休日のランチにふらりと訪問してきました。場所は幡ヶ谷六号通り商店街の奥より、不如帰より一本手前の路地にあります。
赤をアクセントカラーとしており、温かいほっこりした雰囲気。接客してくださる奥様もラフな感じで、とてもカジュアルな印象。土日のランチは1950円で前菜、メイン、デザート、食後の飲み物がついています。どのお料理も3種類から好きな物を選べます。
まず前菜から「砂肝のコンフィとパルメザンチーズのサラダ」をチョイス。酸味のきいたドレッシングに砂肝、レタス、チーズがバランスよくからまり、フランスで食べたサラダを思い出します。
そしてメイン。鴨や牛ハラミもあったのですが、お魚な気分だったので「高知県産イトヨリのソテー オマール海老のソース」を。パリパリにソテーされたイトヨリの下には芽キャベツやオクラ、ブロッコリーの焼き野菜、その下にオマール海老の濃厚なソース。お魚とソースの組み合わせはもちろん、お野菜とも組み合わせてみたりと、このソース美味しい!
そしてデザートは「鳴門金時と紅玉のタルト」。お芋の甘みに紅玉の酸味がコントラストとなって、まったりした口当たりながらも爽やかな後味。甘さは控えめで見た目よりさっぱりといただけました。
お料理はベーシックなフレンチの仕事をきちんとされているので、全体的に安心感がありますね。ただ1つだけ提案するならば、パンをもう少し美味しいものに変えていただけると、全体の印象がもっとぐっとあがると思います。
それを差し引いても、カジュアルな雰囲気でしっかりしたお料理がいただけるので、とても使い勝手がよいと思います。ランチタイムから常連さんも多く、地元に愛されるフレンチビストロでした。
昼総合点★★★☆☆ 3.6