フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
赤坂に都内に初めての「パラグアイ料理」のお店ができたということで、友人と一緒にいってきました!パラグアイといえば、サッカーくらいしか思いつかないくらいぼんやりしているのですが、南米のど真ん中に位置する国なのですね。食文化を調べたところ、植民地だったスペインや先住民グァラニ族の影響を受けているようです。
お店の場所は兄夫食堂がある同じビルの2F。まだ外に看板がないようなので、兄夫食堂を目印に行くといいかもしれません。
この日は飲み放題付きコース5000円を注文。とりあえず生ビールをいただきつつ、最初のお料理がでてきました。
「エンパナーダ」。もともとはスペインのお料理のようですが、ガリシア人移民のため南米にも定着したとのこと。シンプルなパンで、いただいたものにはハムとチーズが入っていました。
「ソパ パラグアージャ」。こちらは先住民グァラニ族伝統のパラグアイの国民食。とうもろこしの粉と牛乳、卵、チーズを使ったパンで、スープを作ろうとして偶然できちゃったものとのこと。とっても素朴でいい意味でとうもろこしのもったり感が独特です。
「ポジョフリット(フライドチキン)」。パラグアイでは鶏も好んで食べられているそう。これは日本でもおなじみのフライドチキンなのですが、肉はとても柔かくしっかりとガーリックがきいており、ビールがぐんぐんすすむ味。
お野菜が出てこないなあと思ったらここでポテトサラダとキャベツのサラダが。日本の洋食屋さんででてくるようなタイプで、とっても食べやすい。(ちなみにパラグアイではあまりお野菜を食べないようです。。)
そしてお母さんが一生懸命焼いていた炭火焼きのお肉達「アサード」がでてきました!骨付きステーキ、牛タン、ソーセージなどの盛り合わせで、とにかく豪快!現地ではみんなでいただくもてなし料理のようで、お母さんの愛情たっぷりのお肉をみんなで楽しく美味しくいただきました。
〆にはコーンスープ。日本で飲む物よりちょっと濃いめの味でしょうか。
まだオープンしたてですが、店内はすでに常連さんと思われる方達が。大使館関係者や在日パラグアイ人の方がよくいらっしゃるようで、現地の味だからこそみなさん集まってくるのかもしれませんね。
初めて体験したパラグアイ料理はとても素朴で愛情たっぷりのものでした。もしご興味ある方は事前にパラグアイの食文化について予習されるとよいかもしれません。
パラグアイ料理
http://jp.ndish.com/world/paraguay/
こちらのお店はランチもやっているそうなので、気になる方は気軽にランチから試していただくのもいいかも。家庭的な雰囲気で現地の味を体験できる、そんなほっこりできるお店でした。
レストラン アミーゴ (ステーキ / 赤坂駅、溜池山王駅、国会議事堂前駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6