フードメディアディレクターの福田美佐子です。
実はかなり以前から気になっていたイタリアン。なかなかいく機会がなかったのですが、今回はオトナ女子グルメのKarinさんのアテンドで3人でランチにお伺いしてきました。
場所は清澄白河あるいは菊川から徒歩10分ほどで現代美術館の近く。この辺は初めて来ましたが、道幅も広くとても悠々とした街並でお散歩にぴったりかも。そんなことを思いながら、あっという間にお店に到着。
店内はこじんまりしていて、4人がけのテーブル席2つにカウンター席が4席ほど。とても小さなお店をシェフ一人で切り盛りしているようです。
土日のランチコースは2種類。
pranzo A 1,800円はフォカッチャ、スープ、前菜1皿、パスタ、ドルチェ、飲み物pranzo B 2,500円はフォカッチャ、スープ、前菜3皿、パスタ、ドルチェ、飲み物。
前菜の数が多いか少ないかの違いだったので、3皿ついている「pranzo B 2,500円」でお願いしました。
お料理がくる前に飲みものを。マルケ州の代表的な白ワイン「Verdicchio dei Castelli di Classico」ヴェルディッキオ100%。フレッシュでデリケートで豊かな香りにアーモンドを思わせる辛口の味わい余韻に感じるビターがまたいい感じ。
コースはスープから。「6種類の国産キノコとポルチーニのスープ」。茸の香りを閉じ込めるために、カルタファタでくると包まれてでてきました。
これを目の前でひらくと、うーんポルチーニの香りを筆頭に茸たちの香りがたまりません。スープには茸の旨味がたっぷり凝縮されており、これは美味い!
スープに感動した後は、前菜1皿目の「玉ねぎのパンナコッタ バルサミコ酢のソース トマトのマリネとナスタチウム」。クリームチーズのような滑らかさに玉ねぎの旨味がつまった可愛らしい前菜。フライドオニオンのカリカリした食感もまたいい。
そして2皿目は「岩手県宮古産の秋刀魚のオーブン焼き パプリカソース」。あれ、もうメインがでてきたのかな?と思うほどのボリューム。くるくるの秋刀魚をおしゃれにパプリカのソースでオシャレに頂きます。
お皿全体のビジュアルも素敵。実はこの秋刀魚のお皿のお写真をみて来たようなもの。今年一番のオシャレな秋刀魚さんでした。
3皿目は「ベルギー産チコリのオーブン焼き ブルーチーズ添え」。見た目はシンプルですが、素材のよさを引き出す食べ方。じっくりと丁寧に焼き上げたチコリの苦みがびっくりするほどブルーチーズと合うんです!この組み合わせはかなり好み。
そしてパスタは「トマトのスパゲッティ」。シンプルなトマトソースは酸味とコクがしっかりとしており、バジルソースやリコッタチーズなどで味の変化も楽しめます。細かい味の気配りがよいですね。
締めはドルチェの「レモンシャーベット」とカフェ。小田原の青みの強いレモンを使ったシャーベットは、爽やかな青い酸味でさっぱりとした口当たり。グラノーラのカリッとした食感とのコントラストもきらりと光ります。
この日のランチは満席にもかかわらず、シェフひとりでお料理からサービスまで手際よくスマートにこなしているので、心地よく食事をすることができました。
仲のいい友人と何度も訪れたくなるような居心地のよさと、ゆったり流れる時間、そしてシェフが自然体で心地よいお料理を出してくれるお店はすごく好みです。結局満場一致でまた来たいねということで、次回の予約を入れてお店を後にしました。ここはリピートしたくなる、そんなお店でした!
最後に、「オトナ女子グルメ」では、3人のブロガーがオトナ女子におすすめのお店や商品などご紹介しています。おすすめのお店や商品がございましたら、情報提供いただけると嬉しいです!またFacebookページでの応援もどうぞよろしくお願いいたします。
昼総合点★★★☆☆ 3.8