フードメディアディレクターの福田美佐子です。
まだまだジメジメしたのお天気がつづきますが、夏を感じる「桃とトウモロコシ」をつかった特別コースがいただけるときき、恵比寿のアーリア ディ タクボへお伺いしました。
こちらのお店の場所は地図をみてすぐに分かったのですが、現地にいったらどのビルかが分からず、10分くらいウロウロして近所のスイーツ屋さんの店員さんに教えてもらい、やっと見つけることができました。
この日は女性6人の華やかなオトナの女子会。「桃とトウモロコシ」ときいたら、やっぱり女性の方が好きかもしれませんね。まずはスプマンテで軽やかに乾杯。
特別コースのお値段は7000円(コペルト500円、消費税別)なり。メインは追加で+2000円で鴨とのことでしたが、量的に厳しいかなということでメイン抜きでお願いしました。
まず最初は「トウモロコシのスープ」。甘くてクリアなトウモロコシが身体にしみ込んで行く感じ。粒も入っていて食感もよく、まるでソースのような冷製スープ。
続いて「白桃と白身魚のサラダ仕立て」。白身魚(種類は失念)と白桃、そして山芋が交互に重なっており、一番上にのっている海ぶどうのプチプチも加わって、優しい味わいながらも食感の組み合わせがとても楽しい一皿。
「若鮎と青トマト、加賀太きゅうりのサラダ」。こちらだけトウモロコシも桃も使われていませんが、柔らかい若鮎ときゅうりとトマト青さがフレッシュすぎる素敵なサラダ。これは美味。
そんなフレッシュな鮎に合わせたワインはトスカーナの白「Cusumano Sicilia Jalè Tenuta Ficuzza」。シャルドネ100%で、ちょっとこげた樽香がしますが、全く重さは感じずすっと身体にしみ込んでいく感じ。
そして焼きたての「トウモロコシのフォカッチャ」が出てきました。表面はパリッと中には粒のトウモロコシが入っています。パンだけでワインが頂けそう。
「白桃と甘エビの冷たいカッペリーニ」。白桃のフレッシュさと甘エビのコクと旨味、それにローズマリーの風味が加わり、絶妙なバランス。桃と海老は合うんですね!
「トウモロコシのフリット サマートリュフがけ」。がっつりと揚げたトウモロコシの塊の下には尾崎牛のソース、そしてサマートリュフでお化粧されて、オシャレで贅沢なフリットに。食べ応え十分です。
〆は「焼きトウモロコシのリゾット フォアグラ添え」。濃厚なフォアグラにミルキーなトウモロコシの組み合わせがいい。しっかりとお腹がいっぱいになりました。
デザートは「白桃と薔薇のブランマンジェ」。ごろっとした白桃とフラマンジェ、そしてシャーベットの組み合わせで、最後まで爽やかにそして品よく桃も楽しめました。
食後には「カフェラテ」でほっと一息。
今回は特別コースでしたが、全体的に優しい味わいで季節を感じつつ、身体が喜ぶお料理たちでした。お店が見つけられない時にはどうなることやらと思いましたが、見つけにくいからこそ隠れ家的で落ち着いた空間で雰囲気もよいと思います。ちなみにこちらの場所での営業は年内までとのことで、次の場所も恵比寿で探していらっしゃるとのこと。場所が変わっても今の雰囲気をそのままに、オトナが楽しめるお店でいてくださいね。