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【シュッド・ウエストワイン取材旅行02】フランス/シュッド・ウエストの基本情報、行き方について

フードメディアディレクターの福田美佐子です。

取材旅行のお話をする前に、まずはシュッド・ウエストの基本情報を。フランスのシュッド・ウエスト(南西地方)といってもどの辺りにあるかピンとこない方も多いはず。そこで地図にまとめてみました。

フランスといってもパリからみるとずっと南側に位置しており、ピレネー山脈を介してスペインと隣接しています。シュッド・ウエストの中心地となるのが「トゥールーズ」。エアバスの本社で有名なこの都市は、大学都市、航空宇宙産業が盛んで、人口は40万人、周辺エリアを含めると90万人となり、フランス第4の地方都市です。

シュッド・ウエストの産地は大きく「コート・デュ・ガスコーニュ」「フロントン」「ガイヤック」「マディラン」 「カオール」「サン・モン」に分かれており、それぞれの産地は広いエリアに点しております。(詳しくは下記イメージをクリックしてみてください。)

carte Vignobles du Sud-Ouest

シュッド・ウエストワインの歴史は、紀元前4世紀にローマ人により初めてワインが持ち込まれ、修道僧によってスペインに向かう巡礼の4つの道(ワインの道)を通して広められたとのこと。本格的にワインづくりが広まったのは12世紀ごろ、教会の修道僧たちにより積極的にブドウ畑が開墾されから。今回の取材もそのような歴史的な場所にもお伺いするのでとても楽しみです。

現在はフランスの12県、3地方にまたがり、フランス第4のワイン産地(生産量)を誇るシュッド・ウエスト。またこのエリアだけの土着品種の葡萄がなんと120種類以上もあり、歴史に根付いたバラエティあふれるワインたちがつくられているのです。

0628 Aéroport Paris-Charles-de-Gaulle(パリ=シャルル・ド・ゴール空港)

最後に行き方についてですが、エールフランス(AirFrance)で「パリ=シャルル・ド・ゴール空港」まで行き、そこから国内線に乗り換え「トゥールーズ・ブラニャック空港」に向かいます。パリまで12時間弱、トゥールーズまで1時間20分ほど、日本からだと乗り換えも入れると15時間くらいかかりました。

少し遠い場所ではありますが、現地の取材では素晴らしいワインたちとその生産者の皆様の生の声をお伺いすることができ、貴重な体験をすることができました。そちらのレポートは順次アップさせていただきますので、今しばらくお待ちくださいね。

※シュッド・ウエストワインのFacebookもどうぞよろしくお願いいたします!