フードメディアディレクターの福田美佐子です。
銀座に海老専門店があるときき、海老好きの方とのビジネスディナーでお伺いすることに。場所は銀座の外堀通りに面しているのですが、ちょっと見過ごしちゃうほど小さなビル。1Fのお花屋さんを目印にされるとよいかと思います。エレベーターをあがるとすぐに店内というほと狭いつくりなのですが、カウンター席は全面ガラス張りなので、座るとあまり狭さを感じさせません。
まずはシャンパンの「ローラン・ペリエ ブリュット」で乾杯!フレッシュでエレガントなその味わいは銀座の夜にぴったり。
この日はアラカルトでいろいろ海老料理をチョイスすることに。まずはトマトとモッツァレラと海老のちょっとしたアミューズがでてきました。
そして注文した「3種の海老のカルパッチョ 1880円」がシェアした形ででてきました。天使海老・ボタン海老・甘海老の3種食べ比べができるなんて贅沢。どの海老も甘く、海老自体のクオリティが高いのが分かります。
海老に合わせるのはやっぱり白ワイン!最初は「ドメーヌ・デュ・プティ・マルロメ セレスト・ブランシュ コート・デュ・デュラス(白)1000円」。フランスシュッド・ウエストのオーガニック認定ワイン。葡萄はソーヴィニヨン・ブランで、華やかでかつ辛口。海老との相性がすごくいいですね。
そして「生ハムとプロシュートの葉野菜サラダ 1480円」。ちゃんとそれ以外のメニューもあります。お料理はイタリアンをベースとした創作料理とのことで、サラダもイタリアンテイスト。たっぷりとお野菜もいただきます。
お店のおすすめ「オマール海老のビスク 1180円(2名分から)」。ビスクのような手の込んだお料理は家では絶対に作らないので、あると頼んでしまうんですよね。贅沢なオマール海老の旨味にズッキーニなどのお野菜が入っていて、優しい美味さ。
そしてワインはもちろん白。「シャトーサンミッシェル コロンビアヴァレー リースリング 1150円」。白桃のような爽やかな香りに柑橘類のニュアンスでしょうか。やや辛口で、ほのかに甘さも感じられますね。
メインの海老料理からは「手長海老のグリル 1580円」。オマール海老などもあったのですが、味は断然手長海老が美味しいと思うんです。シンプルにグリルされた手長海老は、その旨味がぎゅっとつまっていて、本来の味わいを存分に楽しめます。
ワインは少し樽香のする白がいただきたくなり、お店の方に相談したところ「ロバートモンダヴィ フュメブラン 2012」を出していただきました。今度はナパワインですね。フローラルのようなかわいい香りにトロピカルなフルーツの果実味、そしてほんのりとした樽香がとてもエレガント。こういう感じ、好きです!
ワインに合わせたように出てきたのが「ポルシチーニ茸のチーズリゾット 1880円」。ポルシチーニ茸とチーズの組み合わせはやはり間違いなし。とにかく先ほどのワインとの相性もバッチリ。
お肉料理も注文していたので、先ほどのシュッドウエストの白と同じワイナリーの赤にしてみました。「ドメーヌ・デュ・プティ・マルロメ コート・ド・デュラス ルージュ」こちらはメルロー主体の赤で、フレッシュで飲みやすい。
お肉料理は「仔牛のステーキ シャリアビンソース 2680円」。海老以外のお料理ももちろんあり、メインのお肉は鶏、豚、牛がありました。程よい火入れに、食べやすい大きさにカットされており、上品にいただけます。
そして〆に「海老カツサンド 680円」。このメニュー、最初からすごく気になっていたんです。お腹いっぱいで入るかなと思っていたのですが、3Pから注文できるので思わず頼んでしまいました。サクサクの海老カツサンドはやっぱり美味い。
最後は「カフェ付きでガトーショコラ 880円」。飲み物付きでスイーツが出てくるのはとっても嬉しい。やはり最後は甘いものとカフェで締めたいものです。
この日はアラカルトのお料理とワインたちで一人12,000円ほど。仕事の話をしながらの会食だったので、程よく話もできつつ、ゆったり食事もできてなかなかよかったです。銀座7丁目という場所柄、カウンターには銀座の大人たちがゆったりと語らっておりました。なかなかクラシカルな雰囲気なので、海老好きに限らずともバー代わりにも使えますし、ちょっと背伸びしたいときによいかもしれませんよ。