魚介好きにはおなじみの貝殻荘さん。10月にオープンした複合施設の「飯田橋サクラテラス」に入ったときき、お友達とお伺いしてきました。
お店はJR飯田橋駅西口からすぐ、交差点を渡ると巨大な建物があり、そこが飯田橋サクラテラスのようです。
お店はそのビルの2F。施設自体が広すぎて一瞬迷いそうですが、中に入ってしまえば意外と簡単にお店を見つけることができます。
店内は神楽坂のお店と違い、かなり広々としています。インテリアはヨーロッパの海側のリゾート地を彷彿とさせるような、可愛らしくオシャレなつくり。
この日は一番奥のテーブル席に通してもらいました。間接照明で雰囲気もなかなかいい感じ。
とりあえず最初の飲み物はスパークリングワインの「シモネ・フェブル クレマン・ド・ブルゴーニュ」。シャブリ地区唯一のスパークリングワインで、葡萄品種はシャルドネ、ピノ・ノワールで、きめ細やかな泡でシャンパーニュより飲み心地がいい。これはこの後のオイスターや魚介系のお料理にもぴったりと合いそう。
お料理はアラカルトでオーダー。最初にでてきたのが「貝殻荘の絢爛シーフードプレート」。大きなボールのようなお皿に、三重県産的矢牡蠣、千葉県産ハマグリ、ホタテ、スズキ、イクラ、ムール貝、真タコ、赤海老など新鮮な魚介類がモリモリ。写真だと全容をとらえることができないのですが、もう見た目が圧巻なプレート!
先ほどのシャンパンと合わせつつ、魚介類をつまみます。店内の雰囲気もそうですが、ちょっとしたリゾート&パーティ気分になりますね!
つづいては「鮪ホホ肉のタルタル」。仕上げは店員さんが目の前でマグロとブラックオリーブ、ケーパー、赤玉ネギを混ぜてくれました。バゲットと合わせていただくと、もうばっちりワインが進みます。
「鮪の白子 ソース・ジェノヴェーゼ」。マグロの白子ということで、初めていただいたかも。想像よりさっぱりとした白子にジェノヴェーゼが上品なアクセントに。
スパークリングの後はフランスローヌのアルデッシュエリアの白「ルイ・ラトゥール グラン・アルデッシュ・シャルドネ」。ブルゴーニュから質の高いシャルドネのクローンを導入して作られたワインのようですね。ほどよい樽香にエレガントな飲み口で、結構好み。
そんなエレガントな白にぴったりお料理が「すずきとほうれん草のアーモンドパートココット」。メレンゲの山を切り崩すと、ホワイトソースに白身魚とほうれん草が入っており、グラタンのようなアツアツで濃厚な一品。時間が経ってもこのメレンゲが崩れずに中の旨味を閉じ込めており、目でも味でも楽しめる一品。
そして「マンハッタン牡蠣チャウダーとバケットのココット」。こちらは牡蠣の旨味をたっぷり吸ったバゲットにトロトロのチーズがアツアツで寒い冬にぴったり。
あっという間にワインが空いたので次はフランスブルゴーニュのピノ「ルイ・ジャド ソンジュ・ド・バッカス ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」。生き生きとしたチェリーやラズベリー、花のような軽やかで複雑な飲み口。お料理に合わせやすい、バランスのとれたワインですね。
そしてタジン鍋に入ってでてきたのが「蒸し牡蠣のウォッカフランベ ガスパチョのソースを添えて」。店員さんが目の前でウオッカを入れて、火をつけると鍋から炎が!ウオッカでフランベした蒸し牡蠣は、風味がついてなかなか奥深い味わいに。
なんだかんだで飲み過ぎたところもあり、最後は「オマールエビの濃厚トマトソースリングイーネ」で〆。細めのリングイーネにオマール海老の旨味がたっぷりしみ込んでおり、最高な〆パスタでした。
この日は5人で食べて飲んで一人6800円くらい。人数が多かったので、割り勘にしたらいい感じのお値段になりました。
全体的に神楽坂の貝殻荘と比べると、ヨーロッパ風なメニューや演出に凝っているような気がしました。団体でワイワイとやりたい時はサクラテラスで、少人数でまったりしたいときは神楽坂でという使い分けもできそうです。
年末年始の宴会シーズンに大活躍しそうな、そんなお店でした。