下北沢ビストロ強化期間ということで、この日は土日祝日のみランチをやっているプティデビューへ。お店の場所は下北沢の北口より徒歩5分ほど、雑多に飲食店が立ち並ぶ通りの小さなビルの2Fとなります。入り口にある渋めの人形が目印です。
実はこちらのお店、ミシュラングリーンガイドジャポンという日本全国の観光地を星で評価し紹介する外国人観光客向けのガイドブックにもフランス語で載っているとのこと。確かに一歩お店に入るとそこはパリの下町食堂っぽい雰囲気が。
ランチのコースは5種類から選べるのですが、お店の方イチオシのコース「プティデビューランチ 2400円」に。内容は「食前酒+前菜+メイン+デザート+カフェ」となっていて食前酒は白ワイン、前菜は豚テリーヌのパネ、メインはホタテのポワレカフェドパリソース、デザートはタルトタタンをチョイスしました。
食前酒の白ワインですが、量はそんなに多くありませんが、ランチなのでちょこっと飲むには十分。
前菜は「豚テリーヌのパネ」。簡単に説明するフランス風の揚げ春巻きでしょうか。ナイフをいれるとさくっとした衣からジューシーなテリーヌの脂味が出てきて、思っていた以上に美味しい。テリーヌをあたためるという発想はなかなかよいかも。
そしてメインの「ホタテのポワレカフェドパリソース」。大振りのホタテが2つ、程よいポワレ具合で食べ応え十分。付け合わせには紫芋のニョッキが。ほんのり甘く、もちっとした食感がまたいい!魚介だったので、物足りないかと思いきや、メインとしても大満足。
デザートの「タルトタタン」。あれ、この雰囲気どこかで食べたことがあるような、、そうだ!ドゥマゴのタルト・タタンに何となく近いかも。しっかりとキャラメル色になったリンゴは甘酸っぱく、シナモンがほんのりと香り、付け合わせのアイスクリームとの相性もばっちり。ちゃんとしたクオリティが高い素敵なデザート。
ランチはとてもカジュアルながらも、一皿一皿ちゃんと手も込んでいて、思ったよりちゃんとしています。そして何と言っても店員さんの気配りも素敵で、お一人さまでも居心地よく過ごすことができました。私のお隣も女性のお一人さまでワインやらメインをがっつりと行かれておりました。
いい意味で下北沢っぽくない、パリ食堂的なアンニュイな雰囲気と気軽なフレンチで確かに海外観光客の方はホッとしそうですね。今度は夜にふらりと立ち寄ってみるのもありかな。