恵比寿に詳しい友人にお誘いいただき、11/7オープンしたばかりの、オシャレなカフェ風ダイニングにいってきました。場所は恵比寿駅西口から線路沿いの坂を登った先、新しいビルの3Fになります。
お店の入り口にはオシャレに梅酒や果実酒たちがディスプレイされております。この日は個室を用意していただき、お料理も何となくコースチックにご用意していただきました。
女子が集まったので最初はスパークリングワインで。国産ワインを取り揃えているということで、おすすめの「京都・丹波 播磨スパークリングシャルドネ」で乾杯です。
クリアで上品な酸味とほどよいボディ感、そしてスッキリとした爽やかな味わい。鍋などにも合いそうな、すーっと身体にしみ込んでいくような、そんなピュアなお味。
最初のお料理は「豆皿小鉢」の盛り合わせ。奈良漬けチーズ、がっこチーズ、ポテトサラダ、果実の白和え、イカのきもあえ、鶏レバーの生姜煮などでてきました。単品だと一皿300〜400円前後とのことで、とてもリーズナブル。
続いてサラダは2品。1つめは「白いサラダ」。カリフラワー、蓮根、マッシュルーム、くるみなど白い食材たちを上品にいただける一皿。食感と味わいがシンプルながらとても面白い。
2つめは「彩り野菜の豚しゃぶサラダ」。豚しゃぶにズッキーニやミョウガなど和洋折衷の食材で食べ応え十分。味付けはゴマだれベースですが、比較的さっぱりしていますね。
魚介料理からは「牡蠣バター」。レア気味に火入れをした大ぶりの牡蠣とバターでテッパンの旨さ。牡蠣好きにはたまりません。
そして「生牡蠣」。こちらも大きな牡蠣を惜しみなく。む〜、コレは白ワインが頂きたくなります。
ということで白ワインの「TAKIZAWA ミュラー・トゥルガウ2013」を。北海道三笠市にあるワイナリーで、ミュラートゥルガウ種を野生酵母の力でゆっくりと引き出した、たおやかな味わいの白ワイン。繊細で清涼感があり、生牡蠣にぴったり!
肉料理として出していただいたのが「大根と豚の塩煮」。スッキリと雑味のない肉の旨味が大根にしっかりとしみ込んで、ホクホクとあたたまる一品。先ほどの白ワインにも合うし、国産ワインとのマリアージュにぴったりなお料理ばかり。
そしてメインのお鍋はきのこが10種類以上もはいった「きのことろろ鍋」。きのこが大好きなので、これはうれしい!
まずはたっぷりのきのことお野菜を煮込みます。程よく煮込んだところを見計らって店員さんがとろろを投入!そのまま少し煮込んでからいただきます。とろろでスープがどろっとして、旨さと温度を閉じ込めている感じ。あっさりとしつつも旨味たっぷりのホカホカお鍋。様々なきのこの食感と味わいが本当に美味しい。
そんなお鍋に合わせたワインが「グランボレール 北海道余市ピノ・ノワール2011」。北海道余市の協働契約栽培畑産のピノ・ノワールを100%使用したワインで、なんとインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)2014で銀賞を取ったかなり注目のワイン。数量限定なので近頃は入手が難しくなっているとのこと。
お味はというと、ピノらしい華やかなアロマとベリー系チャーミングな味わい、そしてとても繊細で滑らかな余韻、日本のピノってこんなに美味しいのか!と思わせるほどの絶妙な味のバランス。そしてきのことろろ鍋にもぴったり合います。
そして最後はデザートもしっかりといただきました。ほうじ茶アイス、抹茶アイス、レアチーズケーキをみんなでシェア。さっぱりと上品なスイーツたちで、最後までほっこりしました。
せっかくなので、食後酒として梅酒もいただきました。「大入り にごり梅酒 濁濁」と「のんある とろとろの梅酒」。どちらもスイーツのような美味しさなのですが、特にノンアルコールのとろとろの梅酒は梅ネクターのような濃厚さに果実味を感じられ、これはクセになりそう。
こちらのお店は繊細な日本のワインと、それに寄り添うホッとする優しい料理たちのマリアージュが秀逸。空間もカフェのような居心地のよさで、お店なのにリラックスできる雰囲気もいい。今回は複数でお伺いしましたが、カウンター席もあるので、気軽に女性の一人飲みでもオススメかも。こういうオシャレで普段使いできる和食系のお店は貴重かもしれませんね。