下北沢エリアで一番行きたかったこちらのお店、久しぶりに会う友人を誘っていってみることにしました。
場所は下北沢から徒歩10分くらい、繁華街を通り抜けほぼ住宅街の一角にひっそりとあります。店内にはいるとダークブラウンのウッディ調なテーブルに程よい照明、音楽はノラジョーンズやリッキーリージョーンズなどかかっていており、かったるさとムーディさが漂います。
テーブル席に座ると、目の前に個性的なチョークアートが。とにかく全体的に落ち着いた大人雰囲気で、すごく好み。
まず最初はスパークリングワイン「NV バレタ/カバ ブリュット 700円」で乾杯。友人とつもる話で盛り上がりつつ、お料理は私の好みでピックアップ。
ますは「キャロットラペ 300円」。すごくまろやかな味わいで、ワインのあてにもぴったり。お値段もお手頃ですごくいい。
「ボアロー葱のキッシュ 500円」。こちらはしっかり重めのパイ生地とぎっしり詰まったボアロー葱とポテトで食べ応え十分。それとバランスをとるかようなたっぷりのサラダがとても嬉しい。
「シャルキュトリー3品盛り 1000円」。単品のお肉メニューから3つ選ぶということで、ハモンセラーノ、パテドカンパーニュ、豚肉のリエットをチョイス。バゲットもついて、モリモリでやってきました。
つやつやのハモンセラーノ、濃縮したリエット、そしてレバーがしっかりと入ったパテカン、もうワインを飲むしかありません。
ということで、ワインはボトルで。「Jean Louis Denois Les Garrigues 2011 2800円」シラー、メルロー、グルナッシュ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンからなる、丸みのあるまろやかなフランス ラングドックの赤ワイン。上品で飲みやすく、スルスルと飲めちゃいます。
そして店員さんにお勧めされたのが「ブーダンノワール」。見た目は完全にモンブランにしかみえませんが、ナイフで半分にすると中には真っ黒。バナナが入っているのでフルーティでまろやかなのですが、ブーダンノワールの塩分と外側の栗ムースとの甘さのメリハリが楽しいアクセントになっている。スイーツで例えると塩大福のようなそんな感じ。これは見た目も味も素晴らしい一皿!(余談ですが、某幡ヶ谷のフレンチビストロ以外で、初めて美味しいと感じました。)
白ワインもいただきたくなったので、グラスで「Jamsheed Harem Le Blanc Plonk 2013 950円」を。オーストラリアのリースリングとのことですが、すごい洗練されていて、飲み口が綺麗。これは美味しい。
リースリングにあわせて「牡蠣、白菜ピュレとレモングラスジュレのカクテル スモーククリーム 750円」も注文。カクテルグラスに牡蠣やスモーククリーム、そして爽やかなレモングラス、そして野菜の旨味の白菜ピュレが4味一体になって何ともいえない複雑で洗練された味わい。先ほどのリースリングとの相性もぴったり。
そして友人は赤が好きということで、フランスロワールのビオワイン「Domaine Mosse Anjou 2009 1000円」をチョイス。少し味見をさせてもらったのですが、滑らかで柔らかな果実味に繊細な旨味が心地よく口の中で広がります。これも素敵なワイン!
他のお客さんにおすすめしてたのが「Cuvée Marius Vin D’Alsace Pinot Noir 2010」。すごく飲みたかったのですが、さすがに2人で1本はちょっと多かったので、写真だけ。ボトルで6000円くらいなので、今度は4人くらいでお伺いして飲みたいかも。
ふとテーブルの横にあるディスプレイのワインボトルをみると、なんと萌えラベルが!フランスのワインなのでしょうか、どんなワインなのかジャケ飲みしたくなります。
この日は久しぶりに会う友人ということもあり、気づいたら12時まで飲んだくれ。お食事とワインでお会計は1人6000円弱とかなりお手頃感がありました。
それにしても口コミでレビュアーさんたちが絶賛していだけあって、ワインセンスもよく、料理も気軽ながらもどれも丁寧で、ワインを飲む人にとってはぐっとくるお店。場所も下北沢からちょっと離れていることもあり、ちょっと隠れ家的で落ち着いているのもいい。今度はメインのお料理もいただきたいし、ワインもいろいろ飲んでみたいので、また近々お伺いします!
夜総合点★★★☆☆ 3.9