2014年9月20日(土)、「サントリーホール フェスティバル2014 オープニング・フェスタ~That’s オーケストラ!~」のブロガー限定特別イベントにご招待いただきました!
まず最初にサントリーホール総支配人・福本さんから「コンサートの楽しみ方」や「サントリーホールの歴史」をレクチャーいただきます。1986年秋に誕生したサントリーホールはあの有名なカラヤンのアドバイスにより「ヴィンヤード(ぶどう畑)形式」になったとこのと。そしてコンサートを「楽しむ文化そのものを日本に根づかせたい」ということから、開演前や休憩時間も楽しめるサービスも盛りだくさんとのこと。なるほど、いろいろと工夫されているんですね。
そんな予備知識もばっちりにしたところで、サントリーホールへ移動。入り口はレッドカーペットがひかれ、その上に着飾った紳士淑女が集まり記念写真などをとっておりました。とにかく始まる前からとても華やかな雰囲気。
しばらくすると海上自衛隊東京音楽隊による「オープニング・ファンファーレ」がはじまりました。金管楽器を奏でる自衛隊のみなさんの姿はとても凛々しく、秋空に音楽が鳴り響きます。
ファンファーレが終わり、入場。実は開演まで約1時間ほどあるのですが、それぞれの時間の過ごし方を楽しみます。私たちは小ホール「ブルーローズ」で開催されているタンゴの生演奏とダンスを見に来ました!ダンサーの方の優雅なダンスの後は、お客さんが生演奏でダンスに参加。みなさんが恥ずかしがる中、ご年配のカップルが背筋を伸ばして堂々と踊られている姿がとてもかっこ良かったです。
そんな優雅な空間を後にし、「サントリーホールの中に、シャンパンの泡や麦の穂、ぶどうのデザインなどお酒にちなんだものがいくつかある」というプチ情報をもとにホール内を探索。
まず見つけたのが2Fの手すりのところにある「麦」。一瞬、デザインかとおもいきや、麦とのこと。うっかり見過ごすところでした。
そして一番身近にあったのが、イスの模様になっている「ぶどう」。色もぶどうの赤をイメージしているのかもしれませんね。
そしてホールに目を向けると、パイプオルガンの前にキラキラする照明が。とてもきれいだなあと眺めていると、なんとシャンパンの泡をイメージしたものらしい。なるほど、シュワシュワした感じがして、シャンパンが飲みたくなりますね。
探索後まだ時間が少しあったので、サービスカウンターシャンパンをいただきました。さっきの照明のような泡がキラキラしてこれから始まる音楽たちを祝っているかのよう!
開演間近、ホールに人々が集まってきました。席に座ると本当に「ヴィンヤード(ぶどう畑)形式」になっていて、とても心地よく舞台が見渡せます。音も素敵なんだろうな。
この日のプログラムですが、3部構成となっていました。
第一部:ウインド・オーケストラとオルガンの音宇宙
第二部:輝けるソリスト達
第三部:スクリーンを彩るオーケストラの名曲
東京海上自衛隊の演奏から始まり、前半はオルガンやバイオリン、オペラなどソロの皆様が交互にでてきて、それぞれの個性に魅了されました。後半は東京交響団のみなさまによって映画音楽を演奏。クラッシックでも耳なじみのある曲だと音がすっと体に入ってくるので、初心者でもとても楽しめますね。
そして熱気ある雰囲気の中、フィナーレは「乾杯の歌」をみんなで合唱。一体感が高まったところで、パーン!と派手にキラキラなテープが空間全体に降り注がれました。
結局、18時にスタートして終わったのが10時近く。クラッシックはちょっとハードルが高いかなと思っていたのですが、生の音の迫力と心地よさそして耳なじみのある楽曲で、最後にはもう夢中になっておりました。楽しいひとときをありがとうございました!
サントリーホールの秋のコンサートシーズンは始まったばかり。今年の芸術の秋には優雅にクラッシックに挑戦してみるのもいいかもしれませんよ。
<参考サイト>
- サントリーホール(東京・赤坂)
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/ - サントリーホール フェスティバル2014 オープニングフェスタ2014
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/ openingfesta2014/