久しぶりに妹との食事。以前住んでいた中野坂上エリアに素敵な和食屋さんがあるときき、こちらにお伺いしてきました。
店内は落ちついた雰囲気で、この日は団体のお客さんが多く個室のほうが満席。2人だったので料理人さんたちを目の前にしたカウンター席に案内されました。お料理は好きなものをアラカルトで注文したら、コース仕立てにアレンジしていただくことに。
最初はお通しの「わさび豆腐甘エビのせ」。さっぱりとそして爽やかなお豆腐にお出汁のきいたタレと甘エビがとっても上品。
前菜は盛り合わせでちょっとづつ、いろいろなものを。スティック野菜とりみそぞえ、ゆで空豆、インゲンの黒ごまのせ、生ハム。この中でイチオシが「スティック野菜ととりみそぞえ」。野菜達はフレッシュでみずみずしく、それに旨味たっぷりのとりみそがすごくあう!ここはそういえばお野菜が美味しいって書いてあったっけ。野菜が美味しいお店ってどこか安心しますよね。
最初はビールで喉を潤していたのですが、やはりこういうお店は日本酒に限ります。ということで、最初の日本酒は「ささら澤の花(超辛口吟醸)」。すっごい辛口で+15、綺麗な旨味にクリアで透明感あるキレのある飲み口はもうお水みたい。
そして「お造り」。サーモン、マグロ、するめいか、カマス。特によかったのが新潟八海山産サーモン。見た目は濃いオレンジで特有の臭みが少なく、すっごい美味。ボリュームも一口サイズでちょうどよい。
つづいての日本酒は「福寿(純米吟醸)」。神戸の地酒で賞をとったお酒とのことで、品がある香りと優しいふくよかな旨味が心地よい。
そしてこちらのもう一つのおすすめがお肉。「米沢牛炙りステーキ 野菜添え」。わさびをつけていただくと、とろけるような肉質に上品な赤身の旨味が広がります。付け合わせの焼き野菜も甘みが増して、かなり美味い。
「丸なすのあげ出し田楽」。茄子と味噌って相性抜群、とにかくこの組み合わせが好きなんです。ちゃんと半分にして2人一皿で出していただきました。
お料理がいいと日本酒も進みます。「澤屋まつもと(有機純米)、〆張鶴(純米吟醸)、飛露喜(吟醸)」もグラスで少しづつ飲ませていただきました。
揚物からは「白海老のかきあげアスパラ、白身しんじょうの野菜とたらこの春巻き」。白海老の天ぷらはホント日本酒に合う。そしてオシャレに春巻きにはいった白身しんじょうにアクセントのタラコの塩味がこちらも日本酒にあいますね。
最後はやはり米で〆。炊き込みご飯があるということで、この日のおすすめの「あさりと新生姜の炊き込みご飯」をいただきました。
そのままいただいてもアサリの旨味で十分美味しいのですが、いくらをのせてちょっとゴージャスに。味を変えて2度楽しめるのがまたいい。漬け物とお味噌汁でまったりしつつ、やっぱり和食はいいなあと余韻に浸ります。
中野坂上の駅近にこんなに雰囲気もよく、使い勝手のよい和食のお店ができたのはとても喜ばしい限り。人数が多くても個室でゆっくりできるし、カウンターで2人でまったりという使い方いい。中野坂上でお店に困ったらこちらを覚えておくと、とても重宝するお店だと思います。