5月に入って外食を控えていたんですが、予定がないのもちょっと手持ちぶたさになるんですよね。そんなこんなでRettyを眺めていたら、キャンセルで1人だけ募集しているイベント発見!渋谷の自転車でいける場所だったので思わず参加することにしました。
店内はカウンターの8席のみでとっても狭いのですが、インテリアのセンスはよくって居心地はとてもいい。お料理は幹事さんが予約したコース3500円となっておりました。
初めての方ばかりでしたが、カウンターという密着した空間が意外と距離を縮めてくれます。ビールで乾杯のあと、お料理が続々とでてきました。
まずは「前菜の盛り合わせ」。人参に紫キャベツ、ポテトサラダ風、黒目豆サラダ(セネガル風)の4点盛り。ポテトサラダ以外はちょっとだけ酸味のきいたドレッシングで合えており、とっても食べやすい。
続いて「ナイジェリアの蒸し料理 モイモイ」。黒目豆の皮を剥いて、ツナやタマネギなどを混ぜて蒸したお料理。思ったよりこちらもあっさり、豆なのになんとなく魚肉ソーセージのような味がするんですよね。
「スーダン風レンズ豆のスープ」。よくサラダに入っているかわいいお豆がスープに。豆の味がしっかりと感じ、すごく優しい味。
「トルコ風羊肉の揚げ春巻き」。ちょっと羊の臭みを感じるので、苦手な方はアリッサという北アフリカの唐辛子ペーストをつけるといいみたい。細めの春巻きはパリパリでお酒のあてにぴったりです。
ビールの後の飲み物はワインをボトルで。「イザ・ブラン2012」。フランスラングドック地方のかわいらしいラベルの白ワイン。ブドウ品種はルーサンヌ67%、ヴィオニエ33%。生き生きとして爽やかなワインでとっても飲みやすい。
「ジンバブエ風オムレツ」。揚げたジャガイモをのせたオムレツでとってもシンプル。スワヒリ語で「チップス・マヤイ」というらしい。
「ガボン風青菜と干魚の炒め物とアフリカン・グリルチキン」がどどんと出てきました。チキンはバーベキューソースっぽいもので味付けされていて、とっても親しみやすい味。実はとっても気に入ったのがこの付け合わせ。ツルムラサキのようにつるっとした青菜にナンプラーのような旨味のある味わいが、何となくアジアっぽい。
この後もお肉料理が続くようなので、飲み物は赤ワインに。選んだのはベレー帽をかぶったカエルがキュートな「ベレ・フロッグ」。フランスローヌ地方のピオワインで、ブドウ品種はシラー80%、グルナッシュ15%、カベルネ5%。シラーとグルナッシュからくるスパイシーでボリュームのある味わいがいい!そしてタンニンがとてもバランスがよいです。
「カメルーン風羊肉のシチュウとフフ」。プランティン(青いバナナ)が入ったシチュウとマトンが何となく南国を思わせる味。主食のフフはキャッサバ粉をフライパンで丁寧に練ってつくったもので、見た目はお餅、食べたときはふわっとさらっと食べやすい。キャッサバとはタピオカの原料の芋らしく、何となく甘みの少ないサツマイモのような味がするかも。
「プーレ・ヤッサ(鶏肉のレモン煮込み)とジョロフライス」。ジョロライスとは「ウォロフ族の飯」という意味で、アフリカ風の炊き込みご飯とのこと。ご飯にはお豆はいっていてこれまた優しい味。鶏肉はさっぱりとホロホロで優しいご飯との相性はばっちり。
そして最後はデザートも。「スーダン風ココナッツケーキ&モロッコ風アーモンドクリーム揚げ菓子」。どちらも素朴なスイーツで、アーモンドクリームが入った揚げ菓子はさくっとした生地の中からとろりと濃厚なクリームが出てきて、個人的に好みでした。
アフリカ料理ときいてあまりお料理のイメージがつかなかったのですが、どれもシンプルで食べやすいものばかり。お店の雰囲気もなんだか南国の陽気さ気さくさがあり、すっごくいい感じ。なんだかオフ会もアットホームな雰囲気で楽しく過ごすことができました。
なかなか狭いお店なので行かれる際には予約が必須ですが、気軽にアフリカの風を感じたいあなた、渋谷の片隅にある小さなお店に足を運んでみるのもいいかもしれませんね。
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