下北沢経済新聞で偶然見つけて、行きたいリストに入っていたお店。なかなか立地が難しいところに本格的なイタリアンができたのかなと思い、楽しみにしながら連休のランチでお伺いしてみました。
場所は北沢中学校のすぐ近くの井の頭通り沿い。笹塚や代々木上原どちらからもちょっと距離はあります。家からも歩くとちょっとあるので、自転車にて訪問。
店内に入ると、一軒家らしくゆったりとした空間。奥の席にはマダムたち何人かいらっしゃって、かなりにぎやか。一人だったので、そちらとは反対側の静かな席に通していただきました。
ランチは「パスタセット990円」、「スープセット890円」、「プレートランチセット1290円」の3種類。いろいろ頂きたかったので「プレートランチセット」をチョイス。
最初に出てきたのが、前菜やパンを盛り合わせたプレート。ミネストローネ、パテカン、グリーンサラダ、エリンギのマリネ、自家製パンの2種類。もうこのお皿でお腹が一杯になりそう。この後に本日のパスタがくるらしい。
お料理はそれぞれ悪くないクオリティではあるけど、なぜかぐっとくるものが少ない。ワインを飲んでいないせいなのかなと思いつつ、つづいて出てきた本日のパスタ「牛タンと春野菜のトマトパスタ」をいただく。
お味は酸味の強めのトマトソースにお野菜たっぷり。なぜか麺はタリアテッレ。このソースだったら普通のスパゲッティーニのほうが合うような気がします。
食後にはカフェと小菓子も出てきました。ふと壁にあるメニューをみると、アラカルトでデザートもあったみたい。600円で5〜6種類選べるようで、どれもしっかりとしたお皿っぽい。追加でデザートを頼めばよかったなとちょっと後悔。
これだけのボリュームで1290円はコスパがよいと思うのですが、トマトベースのものが多くちょっと味が単調でした。トマト以外のパスタが選べるたら、もっと満足度が高かったかもしれません。
帰り際にお店の人とちょっと話したのですが、以前はしっかりとしたイタリアンをされていたそうですが、住宅街という場所柄ファミリー層や年配の方が多く、カジュアルなスタイルに変えたとのこと。後々はパスタはやめてお料理メインのお店にされたいともいっていました。なんとなく地域に密着したいと思いつつも、自分たちのスタイルも崩したくないという思いで揺れているような印象を受けました。
まだまだ試行錯誤の途中のようですので、今後は地域の人に愛されながらも光る個性を持つお店に成長するといいですね。