以前、とっても気になって一人でふらりと入ったロカヴォール。次は人数を集めてメインのお料理もいただきたいなと思い、やっとのことでワイン好きな友人たちに声をかけて5人でお伺いしてきました。
とりあえず幹事ということで、張り切って一番乗り。2−3人ならばカウンター席がおすすめですが、この日は6人がけのテーブル席を押さえてもらいました。
店内は本当にこじんまりしていて、シェフの目が届く広さ。こういうサイズ感は本当に居心地がいいんですよね。パラパラと本日のメンバーが集まったところで、食事会のスタート。料理はアラカルトのみなので、メニューボードから各自食べたいものを注文することに。
飲み物はもちろんワイン。ここはフランスビストロだけあって、フランスのワインの種類が豊富。最初は飲み口のよい「アルザスのリースリング」で乾杯!
そして最初は「アミューズ」。この日はレバパテ、南瓜のスープ、ピクルスの3点盛り。お料理が出てくるまでのちょっとした気配りもなんだかいい。
次に出てきたのが、キッシュ、キャロットラベ、パテカン、ポテトサラダの盛り合わせ。どれもスタンダードなメニューなのですが、丁寧につくられておりはずれ無し。個人的におすすめなのがポテトサラダ。シンプルなんですが、刻んだオリーブがアクセントになっていてワインにはすごく合うんです。
「ズワイガニのレムラード 1600円」。レムラードとはマヨネーズから派生したフランスのソースの1つ。分かりやすくいうとズワイガニのマヨネーズ和え的なもので、サラダに近いかも。これも白ワインにとっても合いますね。
そして「自家製ソーセージ 1000円」。付け合わせにはキャベツの酢漬け、シュークルート。ジューシーなソーセージで、これもなかなかいいです。
「筍とアスパラのソテー 1500円」。旬のタケノコとアスパラ、そしてホタルイカが入っています。シャキシャキの食感とホタルイカの旨味があとをひくおいしさ。フレンチというより、中華っぽい印象の1品。
そしてワインは2本目に。 ブルゴーニュの「ピノノワール」にしてみました。ちょっと酸味が効いた若めのピノかな。
お料理のほうはおすすめされた「米の娘豚グリエ 2000円」。米の娘豚とは、国産米とホエーを食べて育った山形のブランド豚。肉質は柔らかく、あっさりとした甘味がとても上品でさっぱりといただけます。
この後は皆さん飲みモードで、各自好きなワインをグラスで注文。こうやってまとめてみると思ったよりお料理はいただいていませんね。
飲みも一段落ついた後はデザートとカフェで〆。スイーツは3種類あったので1づつ注文してシェアすることに。
「ガトーショコラ 800円」。甘さ控えめのガトーショコラに苺のアイスクリームの付け合わせ。個人的には生クリームもつけてほしかった。
「ミルフィーユ 800円」。3つの中ではこのデザートが一番好き。サクサクのパイ生地に生クリームと苺、付け合わせに苺のアイスで春を感じさせる完成度の高い仕上がり。
そして「スフレフロマージュ 800円」。ふんわりした口溶けにチーズの余韻。付け合わせにはバニラアイス。さっぱりとしたデザートです。
それにしてもお店は月曜日というのに、お客さんで満席。カウンターをふとみると、目黒のフレンチのシェフが。あれ!?そういえば、こちらのお店気になるおっしゃっていたなあ。まさかの同じ日の訪問でした。
そして最後はお会計。この日は一人7000円ちょっと。お料理よりワインを結構いただいたので、ちょっと割高感はあるかも。ですがお料理はどれも丁寧ですごく居心地がいいので、自分的にはやはり好みのお店。なんといってもデザートまで美味しいのがいい。
すでにオシャレで味にもうるさい代々木上原の方には好評のようですので、このまま長く愛されるお店になりそうですね。
夜総合点★★★☆☆ 3.8