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オーガニック野菜たっぷりの優しい料理とビオワイン。普段使いで毎日通いたくなる居心地のよいカフェ風ワインバー@jicca(ジッカ)/ 幡ヶ谷

先日頂いた「bacchante(バッカンテ)」というムック本掲載されていた近所のカフェ。オープン当初チラシを配っていたのであることは知っていたのですが、なかなかいった人の噂を聞かず。どうかなと思っていたのですが、雑誌の記事をみるとビオワインが飲めるとのことで早速いってみることに。

場所はいつも行くサンフォコンの向かい、餃子で有名なニイハオが入っている雑居ビルの2F。外観はあまりオシャレではないのですが、店内に入るとそこは居心地が良さそうな空間。オープンキッチンの周りには観葉植物やワインなどが並び、とても清々しい印象です。

店内@jicca

テーブル席や2人掛けソファー席もあったのですが、一人なのでやはりカウンター席へ。食材やパンが置いてあってなかなか視覚的にも楽しい。店員さんはキッチンとホールに一人づつ、どちらもショートカットの若い女性。この店の清々しさは彼女たちの雰囲気そのものなんですよね。

一人のみはもちろんカウンターで@jicca

そんなことそ思いつつ、まずはワイン。こちらはビオが飲めるらしいので、白でおすすめを聞いてみると3本だしてくれました。その中から華やかタイプの「Le Blanc Plonk」をチョイス。グラスで 700円。フローラルの香りの中に、爽やかで果実味がありとっても飲みやすい。ちなみにこちらのお店のグラスは500-700円くらいということでまずはお手頃かな。

最初は白「Le Blanc Plonk」@jicca

お料理は「日替わり前菜の3種盛り1000円」。前菜は10種類以上あって選ぶのがちょっと迷うくらい。その中から干し野菜のラタトゥイユ、豚と焼きなすのパテ、柿と生ハムのマリネをチョイス。出てきたお皿には前菜たちがたっぷりと乗っておりました。これはかなりお得。

この中でちょっと珍しいなあと思ったのが「ラタトゥイユ」。お野菜は一度干したものを使っているせいか、味がぎゅっとしているんですよね。新鮮なものもいいのですが、こういう干したものは栄養も濃縮されるといわれているし、体にもよさそう。干し野菜はパテにも入っていて、水分が抜けて味が濃くなったナスがうまい具合にパテになじんでいます。

干し野菜のラタトゥイユ、 豚と焼きなすのパテ、 柿と生ハムのマリネ@jicca

想像していたより前菜がたっぷりだったので、ワインをもう一杯。今度は赤の「Le Pelut Tohu Bohu」。フランスのビオで、タンニンや酸味は控えめですが、スパイシーで美味しい。カフェと思ってワインはそんなに期待していなかったのですが、なかなか素敵なワインが飲めるではないですか。

赤は「Le Pelut Tohu Bohu」@jicca

ワインを頂きながら店員さんに何気なく話しかけてみると元々は代々木八幡のカフェで働いていて、独立して場所を探していたらこちらを見つけて夏ごろにオープンしたとのこと。

そしてなぜか出身地の話になり、私は岩手ですよというと店員さんお二人も福島と山形で東北つながり。あれ、そういえば向かいの宮崎商店の店長も山形、サンフォコンのシェフも青森でしたっけ?と気づいたらこの場所に東北出身者がたくさん集まっているではないですか。どこか一歩引いた場所にお店を構え、真面目で丁寧にサービスを提供してくれるのは東北人気質なのかもしれません。

他にも気なる土鍋料理「ギュベジ」があったのですが、この日はお腹が一杯だったので締めることに。お会計は2400円なり。程よいお値段とヘルシーなお料理そして飾り気はないけど、ほっこりする雰囲気がすごく素敵なお店でした。ご近所で同じ東北人つながり、またちょくちょくお伺いします。

jicca

夜総合点★★★☆☆ 3.7

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