Facebook上で友人が「鴨鍋食べたいねえ」というつぶやきが発端となって開催された食事会。ちょうどタイミングよく「入谷鬼子母神門前のだや2,000いいね!突破キャンペ
場所はというと日比谷線入谷駅からすぐか、JR山手線の上野か鶯谷から5〜10分くらい。この日は鴬谷からてくてくと歩いていくと、ひときわ明るくシックな建物にのだやというのれんが見えてきました。
お店の中に入るとほぼ満席、私たちが予約をしているテーブルには友人一人のみでまだ集まっていない様子。とりあえず先発メンバーでビールをのみながら、お通しの「マグロの甘露煮」をつまみつつ、みんなの到着を待ちます。
メンバーがある程度そろったところで、この日のお料理がスタート。まずは「うなぎとクリームチーズの酒盗和え」。食材の組み合わせがとても面白く、鰻に酒盗の塩分とチーズでパンチを加える感じ。日本酒でもよし、白ワインにも合う飲んべえには嬉しいサラダ。
つづいて鰻屋さんの「うまき」。見た目のコントラストもさることながら、しっかりとした鰻をふんわり優しい味の卵が包み込んでくれるのがいい。
今日のメイン「鴨鍋」。美しいその鴨と透明なお出汁は上品そのもの!鍋といったら日本酒ということで、おすすめリストからまずは「奈良萬」をいただきつつ、鍋が食べごろになるのを待ちます。
鴨は火を通しすぎると固くなってしまうということで、程よく色が変わったところでまずは一口。お出汁を吸い込んだ鴨肉のさっぱりとした旨味が口の中いっぱいに広がります。見た目も味もやはり上品なお鍋でとても美味。お野菜もお出汁の味だけでさっぱりといただきました。
鴨鍋の後はこちらもメインの鰻重&ひつまぶしたち。まずは「ひつまぶし ことぶき(小)塩」からみんなでシェア。まずはわさびだけをつけていただくと、鰻そのものの美味さだけがふわっと広がるんです。このシンプルな食べ方の後はお出汁を加えて。こちらは思った以上にさっぱりとした味になるんですね。
そして今度は「ひつまぶし ことぶき(小)たれ」。こちらもまずはそのままいただきます。塩と違ってまずはタレ味が前にくるのですが、その後すぐに鰻の香ばしさが。そしてお出汁を加えてもう一度いただくと、今度はタレの味がマイルドになりスルスルととても食べやすくなります。
塩とタレの両方を楽しめるなんて、すっごい贅沢。ある程度人数がいると、いろいろ食べ比べができるのが嬉しいです。
そして最後に「鰻重 ほおづき」。こちらも2人でシェア。やっぱり鰻といえは、これでしょう。一度蒸した鰻をしっかりと炭火で焼き上げた鰻。ふっくらとしつつも、表面は香ばしく、鰻の旨味が存分に楽しめます。タレはどちらかというと甘さ抑えめで、食べ飽きない感じ。夏の鰻もいいですが、秋冬の鰻も寒さを乗り切るパワーをいただいた気分になります。
鰻を堪能しつつおすすめの日本酒もかなりいただき、気づいたらあっという間に22時時過ぎ。こちらのお店、営業時間が22時までということで、もっとまったりしたい気分を押さえつつもお開きに。
鰻ってどうも暑い日に食べるものかと思っていたのですが、お鍋と一緒にいただくのもなかなかよいですね。今回は鴨鍋でしたが、なんと鰻の出汁でいただく鍋もあるとのこと。どんな味なのかちょっと興味津々です。とにもかくにも、久々に美味しい鰻をいたただき、ごちそうさまでした!