ちょっと前の近所飲みのお誘いで笹塚にある老大房という中華屋さんにいってきました。場所は甲州街道と中野通りが交わる笹塚交差点からすぐのところ。外見はちょっと怪しげな中華屋さんでふらり入るには勇気がいるんですよね。そんなこんなで到着してお店をのぞいたら窓際に友人たちがすでに食事中の姿がばっちり見えておりました。
早速合流して、ビールとちょっとしたつまみをいただきつつ、事前に注文しているお料理を待ちます。お酒はやはり紹興酒ということでボトルで注文。1本1500円くらいだったかな。
前日から予約が必要という「水餃子」。見た目は餃子というよりお肉がぎっちりつまっているワンタンみたい。一口大の餃子を酢醤油でいただくと、肉の旨味をシンプルに感じることができます。焼き餃子よりシュウマイに近い印象です。でもこれがなかなか美味しい。
こちらも前日予約の「焼きワンタン」。先ほどの餃子より一回り小さいのでとても食べやすく、ワンタンの薄い皮がパリッと仕上がっていて食感もよい。初めての焼きワンタンですが、いくらでも食べれそう。
そしてこの日のメイン「アヒルの醤油煮」。1匹丸ごとのアヒルをぶつ切りにして醤油煮で煮込んだ豪快な料理。ちなみに写真は半身分。もちろんこちらの料理も前日に注文しないといけないとのこと。醤油できれいな照りがついているアヒルさん、美味しいに決まっています。骨に気をつけながら、カニを食べるように無言でいただいたのはいうまででもありません。
事前にオーダしていたのはここまでなので、後は食べたいものをメニューから追加でオーダー。「エビの塩炒め」はシンプルにエビとキュウリと人参が炒められており、おつまみにちょうどよいかな。
他にもいろいろ頼んで、みんなで楽しくいただきました。最後にデザートとしておすすめされたのが「ごま団子」。揚げているものかなと思いきや、茹でたものでお湯に入ってきました。ごま団子をレンゲですくって一口いただくとモチモチの皮の中から熱々のごまが出てきて美味しい。とにかくさっぱりと食べれるのですごくいいですね。
結局この日は4人でがっつり食べて飲んで一人4000円なり。アヒルが今回特別オーダーのためこちらのお店にしてはちょっとお高めだったらしく、通常だと2000〜3000円程度とのこと。それにしてもこんなに怪しい雰囲気にも関わらず、常連さんが多いようでこの日も気づいたら席が埋まっておりました。
場所柄高級というよりは、どちらかというと本場中華の豪快で雑多な感じもあり、気取らずにみんなでワイワイ飲むにはとてもよいお店。そしてなんといってもお母さんのかわいらしいフレンドリーな接客が何ともいえず、なんかまた通ってしまいそうです。
夜総合点★★★☆☆ 3.3