とある平日の夜、晩ごんは何にしようと思っていたらなんとなくカレーが浮かんできました。基本的にカレーはほとんど頂かないのですが、突然食べたくなるときがあるんですよね。この日はどこにも寄るつもりは無かったのですが、最寄り駅から家までの導線上にある街のカレー屋さんにふらりと立ち寄ってしまいました。
実はこちらのお店、初めての訪問。ぎりぎり営業時間に飛び込んでみると、お店のお母さんが温かく迎えてくれました。
店内は喫茶店風の感じでとても明るい。メニューはというと、カレーの種類はポークカレー(甘口)、ビーフカレー(中辛)、チキンカレー(辛口)の3種類。単品だと570円、3種類から2種類選んだミックスカレーにすると650円。めちゃくちゃ安い。ミックスカレーにゆで卵をつけたり、単品でサラダが選べたりもできるようです。
せっかくなのでポーク&ビーフのミックスカレー650円にしてみました。待つこと数分ですぐに出てきたのですが、、想像以上に大盛り!2膳分はあると思われるご飯の山の両脇には黄色なポークカレー、そして茶褐色のビーフカレー。どちらも小麦粉でとろみをつけた懐かしいまったりとした昭和のカレー。具材は柔らかくなった角切りなお肉がそれぞれ入っています。昭和を知っている人間にとってはノスタルジーさえ感じる味。こういうカレーは時々食べたくなるんですよね。
カレーを頂きながらこのボリュームと値段とこってり感は、育ち盛りの男子中高生がみたら泣いて喜ぶんだろうなあなんて思ったりもしました。しかし、、とうに食べ盛りを過ぎた私には完食は難しく、半分ほど残してしまいました。帰りにお母さんがとっても気にされていて「ちょっと量が多かったのね、次回来たら半分サイズもあるからいってね。」その親近感は学生寮の食堂のおばちゃんみたいでなんだかほっとします。
帰宅してからこの店の歴史を調べてみると、なんと1973年からやっているんですね。おそらくオープン当初からのカレーの味とお母さんのフレンドリーさは変わっていないんだろうな。どこかノスタルジーを感じる温かいカレー屋さんでした。