口コミ情報でいつオープンしているか分からないワインバーが笹塚にあるときき、そのうちお伺いしようと思っておりました。この日はちょうど予定もなく、そしてワインが飲みたい気分。お店のFacebookをみるとちょうどオープンするようで、思い切って仕事帰りに立ち寄ってみました。
笹塚駅をおりて、商店街をずんずん歩き、十号坂商店街の入り口すぐにそのお店はありました。入り口は雑貨屋さんで、奥がワインバーのようです。
店内は小さなカウンターに椅子が3つ、そしてテーブル席が1つのみ。飲食店というより、ちょっとした休憩スペースのような造り。とりあえずはワインをと思い、本日いただける4種類のワインについて説明をいただく。すべて1杯500円とのことで、まずは白をいただくことに。
「Jody Murgia Igt Fiano 2012 Conte Spagnoletti Zeuli」。どうも日本ではあまり流通していないとのことで、このワイナリーでは貴族?が自分のところで飲むためのワインとして作っているらしく、そもそも流通量も少ないそうです。比較的しっかりとした果実味がありつつ、酸味が少ないので飲みやすい。
ワインとセットの前菜の盛り合わせがでてきました。6品ちょっとずつの盛り合わせで、リコッタチーズ、イチジクの生ハムのせが個人的にはよかったかな。
他にお客さんもいなかったのでシェフとの会話を楽しみつつ、もう一杯ワインをいただくことに。一個人という雑誌にも掲載されていたという旨安ワインの「Larocca Bianco Torrevento」。デイリーにはぴったりの飲みやすい赤ですね。
お料理からはもう一品「フォアグラとイチジクのスペシャリテ」を注文。表面にお砂糖をのせバナーで軽くあぶり、フライパンで焼いた鴨のフォアグラをのせる。バルサミコを煮詰めたソースをかけて完成。濃厚で肉厚なイチジクは愛知県のもので、フォアグラとの相性抜群。先ほどの赤ワインにもとても合う。
ワインとお料理が進むにつれて、シェフとの会話も弾みます。自分のお店を持つまではシェフの他にもお料理の講師やレシピ作り、輸入業者にいたことなどを語ってくださいました。お客様の声を直接聞きつつ、このお店のサイズと自分の手の届く範囲で正直にお店をやっていきたいというお話がすごく印象に残りました。
こちらのお店はお料理を食べにくるというよりは、仕事帰りや2次会などに軽く飲んで帰るのがちょうどよい使い方かもしれません。週末には無料のお料理教室もされているとのことで、こちらには近所の方が気軽に参加されているそうです。
店内にはイタリアの食材やら雑貨などもところ狭しと並んでいて、結構価格もお手頃。この頃イタリアワインにはまっているので、お家用の生ハムとかもふらり買いにくるのもよさそう。また仕事帰りに立ち寄りたいと思います!
夜総合点★★★☆☆ 3.5