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若き大将が腕を振るう正当派日本料理のお店。やはりくるならランチより夜の懐石コースかな。@礼讃(らいさん)/ 代々木八幡

ワンコの散歩のたびに気になっていた和食屋さん。なんとなく凛として入りづらい雰囲気を醸し出していたのですが、とある日曜日のランチに予約をいれてふらりといってみました。

場所は代々木八幡宮からちょっと歩いた先のマンションの1F。マンションにとてもなじんでいるため、気をつけないと通り過ぎてしまう。

店構えはマンションの1Fに同化しています。@礼讃

中に入るとカンター5席と4人がけのテーブル席が1つの小さなお店。若いながらもどこか職人気質を感じる大将とそのお弟子さんの2人で切り盛りされている様子。なんとなく気軽に話しづらい雰囲気がある中で、ランチの昼膳2000円を注文。

注文後、カウンターの奥で黙々と大将が料理を作り始める。その様子をみていると真剣な仕事っぷりが伝わってくる。これだけ近いといろいろと話しかけたいところですが、今日は黙っているのがいいような気がしたのでそのまま見守ることに。

早速出てきたのは粋な器に入った「大根のサラダ」。白髪大根を食べやすい長さにカットしており、シャキシャキな食感。トマトと青菜で色味のアクセントもあり、味は酸味の聞いた酢醤油でさっぱりと食べさせてくれます。

大根サラダ@礼讃

続いて「炊き合わせ」。里芋と冬瓜に椎茸、オクラがのっており、その上から涼しげなポン酢ジュレが。さっぱりといただく炊き合わせですが、後味にゆずがふわっと残るのがなんとも上品。折り重なる味の余韻から大将のきちんとした仕事っぷりが伝わってくる一品。

たき合わせ的な。@礼讃

そして「お刺身の盛り合わせ」とご飯、赤だし、香の物と一緒にでてきました。お刺身は鰹のタタキと鯛、そして付け合わせに卵焼き。わさびはなく、お醤油にしょうがと海苔でいただくようです。まずは鯛ですが、ピカピカなその白身には脂がのっていて旨味が凝縮されていて旨い。次に鰹のタタキですが、脂がのっていて赤味の濃厚な旨味を感じます。昼間から日本酒が飲みたくなります。

お刺身はカツオと鯛@礼讃

炊きたてご飯はちょっと柔らかめですが、ピカピカな美味しさ。ご飯だけでも美味しいのですが、お刺身と一緒にご飯がぐんぐん進みます。お味噌汁は赤だしになめこが入っています。香の物はキュウリと大根の浅漬け。どれも和食ではおなじみのメニューですが、基本に忠実に安心できる美味しさです。

お刺身、ご飯、赤出し、香の物@礼讃

昼膳はこれで終了。少々物足りなさと名残惜しさを感じつつ、会計を済ませてお店を後にしました。

夜は懐石コースのみということなので、お昼より夜のコースでしっかりとお料理を楽しんだほうが良いお店かもしれません。それにしてもこの辺りでは珍しく正統派な日本料理がいただけるお店としてとても貴重かも。今度はがっつりと夜にお伺いしてみたいです。

礼讃

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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