6月の食べログレビュアーさん女子会のメンバーで、今度はフレンチで食事会。というのも８月生まれが５人中３人もおり、とりあえずみんなで美味しいものを食べにいきましょうというのがきっかけ。お店はどうしようか迷ったのですが、私が以前からお伺いしたかった「レ マリアージュ ドゥ ガク」にしていただきました。
お店は恵比寿から徒歩５分くらいでしょうか、小さなお店がひしめくビルの１Fにありました。お店は思ったより狭く、テーブルとカウンターをいれても15席くらい。個人的にはこういうこじんまりしたお店のほうが好きだったりします。
夜のメニューはコースのみで、アミューズ、前菜、本日のお楽しみ、メイン（お肉料理）、最後の一皿、デゼールで5250円。お肉でイチボか鹿肉を選んだ場合は+500円とのこと。シェフの説明を聞きながら、各々好きなものをチョイスしていきます。
アミューズは「フォアグラのクレームブリュレ」。センターにマイクトマトがちょこんと乗っています。表面のカラメルはパリッと甘く、濃厚なフォアグラとの味の組み合わせはとてもいい。
付け合わせは「自家製セサミパンとオリーブオイル」。熱々のパンは胡麻の香ばしさと表面のパリッとした食感がいい。お料理との相性もよさそう。
「穴子と夏野菜のミルフィーユ、フルーツ人参のピュレ」。穴子の下にはズッキーニやパプリカ、みょうが層になっており、一緒にいただくと爽やかな夏気分を味わえます。飾りにはトウモロコシやアスパラ、オクラ、そしてフルーツ人参の甘いソースが色も味もカラフルで素敵。目でも味でも楽しめる一品です。
このあとお肉が控えているので、栃木のココファームワイナリー「農民ロッソ（赤）」をチョイス。日本ワインも結構置いているようです。軽い飲み口でどのお料理とも相性が良さそうな味わいで、フランスの自然派ワイン的な感じですね。
「ヤングコーンを巻いた鱧のフリット、胡瓜と浅利と穴子の出汁のソース」。ふっくらとフリットされた鱧はちょっと淡泊で上品なんですが、パンチが足りないかな。もう少し味にアクセントがあるものと組み合わせるといいかも。ちなみに鮎のフリットも選べたのですが、そちらのほうがキモの苦みがいいアクセントとなっていて、鮎のほうが味のバランスはよかったです。
そして一番楽しみにしていたお肉、「鹿のロースト 赤ワインソース」。イチボのローストとも迷ったのですが、この日鹿もあるよという言葉に惹かれて思わず鹿に。火入れ絶妙な赤々しいレアな見た目は、すごく食欲がそそられます。お味のほうはさっぱりとしつつもジビエ特有の力強い旨味もあり、スペシャル感満載な一皿。イチボも少し味見をさせていただいたのですが、こちらも絶品。さすがレカンでお肉を担当されていたシェフだけあって、お肉料理はどれもも美味しい！
「トウモロコシと生のりの洋風茶漬け トリュフ添え」。つけ麺もあったのですが、あえてお米をチョイス。それにしてもフレンチでまさかのお茶漬け風のご飯がでてくるなんて。シェフいわく「日本人なら最後は麺かご飯でしょ！」とのこと。いただいてみると生のりの磯の風味とトウモロコシがご飯に合う。トリュフがアクセントとなって、ちゃんとフレンチ風に仕上がっておりました。
食後のデザートは「ライチのブランマンジェ」。ライチのシャーベットとジャスミンゼリーそして生のライチが添えられてあり、夏を感じるデザート。５種類くらいから選べたのですが、その中で意外にも一番甘かったかも。他のデザートもみなさんからちょっとづついただいて、いろいろと楽しんじゃいました。
それにしてもこちらのお店、コースはかなりのボリュームだったんですね。夜は飲みの方がメインな私にとっては、かなりお腹いっぱいとなりました。がっつりと食べる方にとっては満足度の高いフレンチだと思います。
ビールとワインを２本空けて一人9000円なり。食べ歩き女子たちと美味しいお店の話題で花が咲き、とても楽しい会となりました。