先日友人を誘い、恵比寿にある一軒家イタリアンへ。こちらのお店は1Fと2Fがあり、1Fは広々としたオープンテラスになっていて、すごく開放感があって気持ちがいい。蒸し暑かったのですが思わず外で食事することにしました。
夜風を受けながらの食事はなんだか南国のリゾート気分。最初はグラススプマンテで乾杯!シュワシュアした飲み口が心地よい。
とりあえず何を食べようか迷っていると、店員さんがお勧めしてくれたので「前菜の盛り合わせ8種類 1500円(1人前、2名からオーダOK)」を頼むことに。お料理は1種類づつ四角いお皿に盛りつけられており、それが横にずらっと並べられてでてきました。見た目圧巻!
それぞれのお料理は、真鯛のカルパッチョ、軽く焼いた和牛のカルパッチョ、イイダコの溺れ煮とフランス産クスクス、メロンと生ハムのサラダ、フィレンツェ風トリッパ、サレルノ産モッツァレラとトマトのカプレーゼ、白レバーペーストとブルーベリージャム、ローマ産サラミとロッカ産グリーンオイルの8種類。それぞれ1品メニューとしてもあるのですが、ちょっとづついろいろ食べたい場合はこちらの盛り合わせのほうがお得ですね。
前菜を頂いていると、この日の食材とおすすめお料理を説明するためにシェフがわざわざ席まできてくれました!カウンター席のお店でない限りなかなかシェフと会話できないので、こういうコミュニケーションは大歓迎!食材をみながら自分がこの日食べたいものなど何となくイメージ。ということで、お魚は太刀魚、お肉はラムでお料理をしていただくことに。
そして一杯目のお酒がなくなってしまったので、次はワインにすることに。外なのでキンキンに冷えた白が飲みたくなります。ワインの種類もいろいろとあり、その中からシャルドネ60%とリースリング40%「ビネル・ランゲ・ビアンコ」にしました。柑橘系のアロマにすっきりとした酸味がありつつ豊かなミネラル感が味のベースを支えている感じ。先ほど頼んだお料理にもあうような気がします。
ワインとおしゃべりで楽しんでいると、先ほど選んだ太刀魚のお料理がでてきました。名前は忘れましたが、アスパラガスとソースのグリーンが爽やかな一品。太刀魚は脂がのっていてふわっとした焼き上がり。やはり旬のものを美味しく頂けるのは幸せですね。
つづいて出てきたのがラム肉のお料理。ラムはいい感じの火入れされており、あっさりとしたラムの赤身がさっぱりとかつ旨味を十分味わえる。さらにバルサミコソースがまたお肉の美味しさを引き立ててくれる。シェフの腕もさることながら、自分のチョイスに満足しつつ大満足な一品です。
メインディッシュの後はやはりパスタも頂きたいということで「牡蠣とフレッシュトマトとクレソンのスパゲティ」。大振りの牡蠣は生でも頂けそうな新鮮さで、パスタに入れてしまうのはちょっともったいないくらい。その牡蠣のお出汁がパスタに十分絡んでおり、そこにトマトとクレソンがさわやかを演出。牡蠣好きにはたまらないパスタ!
パスタからもう一品は「ウサギのホワイトミートソースタリオリーニ白トリュフの香り」。ウサギの旨味がつまったミートソースにトリュフの濃厚な香りがプラスされてなんだか贅沢な一品。全体的にさっぱりしつつもコクと味わいが深いパスタでさっきのパスタもいいけどこちらも私の好み。
パスタでかなりお腹いっぱいになったのですが、シェフのほうから最後にどうしても食べてほしいといわれ定番の「マルゲリータ」をオーダー。よくよくシェフのお話を聞くとお店に埋め込まれているピザ釜はちょっと特別なものらしく、この釜があったからこちらのお店にきたんです!とのこと。シェフはナポリのピザ職人の認定も持っているらしく、とにかくピザを食べてほしかったみたい。
目の前の釜で焼き上げられたピッツアを一口いただくと、トマトソースのジューシーさと生地のモッチリ感がちょうどよい。限りなくシンプルなのですが、限りなく美味しい。お腹いっぱいでもするりと食べてしまいました。
食後はカプチーノでほっと一息。本当はデザートも頂きたかったのですが、さすがにお腹いっぱいで断念しました。それにしてもこの日はちょっと食べ過ぎたかも。
恵比寿の激戦区にこんな素敵な一軒家イタリアンがあったのですね。お店が大きいのでサービスなどもさっぱりしているのかと思いきや、ちゃんとコミュニケーションをとって気配りしていただけたので、とても心地よく食事をすることができました。あと何と言っても開放的なテラス席がいい。天気に左右されちゃうかもしれませんが、初夏から秋にかけては気持ちよく外でディナーを頂けるのではないかなと思います。
お店が広いので大人数の集まりもよいのですが、個人的には4−5人くらいで楽しく食事するのがちょうどよいかも。雰囲気が素敵なのでもちろんデートでもおすすめ。今度来たときもまたいろいろ好みを聞いてもらいながら、旬の食材をつかったお料理を楽みたいですね。