5月末に五反田オープンしたばかりの「鳥料理 それがし」。実はシェフの大久保さんは数年前からtwitterのフォロワーさん。今回こちらのお店のシェフに就任されたことは聞いていたのでそのうちお伺いしようかなと思っていたところ、なんと食べ歩き系のtwitterフォロアーさんから「一緒にいきませんか?」とのお誘いが!なんともtwitterのご縁でお伺いすることができました。
お店は五反田から歩いて5分くらいでしょうか、目黒川沿いにあるすこし落ち着いた場所の2Fにありました。ドアを開けるとゆったりと飲めそうなカウンター席はとってもいい雰囲気。この日は私を含めて女子6人の女子会。実はお会いするのが初めての方ばかりでちょっぴり緊張しながら個室のほうへ。
「初めまして」といいつつ、軽めに自己紹介。(決して合コンではありませんw)とりあえず最初は女子会っぽく「獺祭スパークリング」で乾杯です。
なんとなくお話を伺っていると、皆さんお酒が大好きな方々ばかり。ちなみにこちらのお店は「酒場それがし」の二号店で日本酒が充実しているとのことなので、2杯目以降は必然的に日本酒リストから飲みたいお酒をそれぞれチョイスすることにしました。
お料理は現在は6000円のコースのみ。まず先付けにとり白汁をいただき、その後出てきたのが前菜盛でとりはむ、白肝むーす、とりくりすぴー、すな肝南蛮漬け、蕪と胡瓜のヨーグルト漬けの5種類の盛り合わせです。上品な盛りつけとひと工夫されたお料理が何ともいい!
そして先ほどオーダーした日本酒たちもどんどんやってきました。まずはこちらのオーナーのお酒「英雄」。味はさっぱりとしたマッコリという感じでほんのり甘い。すごく飲みやすい優しいお酒で日本酒が苦手な方でも多分いけると思いますよ。
私が頼んだのは「特別純米酒 鍋島」。爽やかで軽やか、お食事にもあう食中酒。もちろん日本酒はみなさんでシェアです。
お料理は造りのとり酢〆 緑酢添えが出てきました。最初はそのままいただき、鳥本来の味を楽しみます。そしてキュウリでつくった緑酢をつけていただくと、これがまたいい!先ほどの日本酒がぐいっと進みます。
焼物からはかしわロール、味噌つくねタルタル、とり団子。火をいれているにもかかわらず、ジューシーな肉質が味わえます。
日本酒は「貴」と「山形正宗」。この辺は間違いなく今日の料理に合いますね。
食べるドレッシングのサラダはぱりぱりの人参の下にはキャベツとドレッシングが。食感が楽しめる一品。
大人気の「新政の茜孔雀」がありました。さわやかな酸とフルーティな甘み、そして微発砲な口当たりは文句無し。
揚物から醤油麹香醇あげ、生姜こしょうFSP塩あげ、ささみ昆布〆フライ。思ったよりしっかり目の揚げ物で、ご飯と一緒でもいいくらい。個人的にはちょっと多かったので、半分くらいだとちょうどよいかも。
この日のメンバー一番人気の「ど辛」。辛口+15の日本酒は私も好みな味。
蒸し物から梅茶わん蒸し。梅のさっぱり感が口の中を引き締めてくれます。暑い時期にはぴったりな冷製茶碗蒸しですね。
煮込からはとりすじ煮込み。トサカや砂肝が入っていると聞き内蔵系が苦手なのでだめかなと思いきや、臭みが全くなく旨味がありつつ、あっさり味で美味しくいただけました。優しく煮込んでいるところもgood!
引き続き日本酒は「醸し人九平次 Pont neuf &田酒」。とにかく日本酒の品揃えにはぐっとくるものがあり、素敵すぎます。
ここにきての日本酒との相性抜群の珍味盛り。とり味噌、心へしこ、燻製ネックの3種類。日本酒を飲んでいる私たちにはぴったりかも。
最後の〆は5種類から選択できます。ちょうど6人いたので、全種類いただいてちょっとづつシェア。とりうどん、とりぞーすい、稲庭ペペロン、とりそぼろ玉子かけごはん、とりスープの赤だし。個人的にはとりぞーすいがあっさりしていてよかったかな。
最後の甘味は全五種好きなだけという太っ腹だったのですが、お腹がすでにいっぱいなのでがんばって3つをチョイス。和三盆とほうじ茶のなめらかプリン、生キャラメル 、黒糖わらびもち。どれも甘み控えめの上品なスイーツで、別腹にすべてすっぽりと入っていきました。
とにかく日本酒とお料理の相性がばっちり、そして日本酒好きにはぐっとくるラインナップ。そうここは日本酒好きな方にはたまらないお店になると思います。今回はコースのみということで、個人的にはお料理はちょっと多かったです。アラカルトでお料理を選べるようになると、ふらりと立ち寄れてとても使い勝手はよくなると思います。
それにしてもすごく楽しい女子会となり、閉店間際までお邪魔してしまいました。大久保シェフ、ごちそうさまでした!そしてこれからもがんばってくださいね!
夜総合点★★★☆☆ 3.5