ちょっと間があいちゃいましたが、5月の上旬に代々木上原のイタリアンイルプレージョにいってきました。ワイン好きの女子2人で優雅な休日ランチです。
お店につくと入り口には「本日はご予約で満席です。」の張り紙が。食べログでも評判がよく、既に人気店のようですね。重厚な扉を開けると、白を基調にした明るい空間が広がっています。
ランチメニューはコースのみで、このときは2つから選択できました。
●Menu Pranzo A 2,940円
アミューズ/前菜/パスタ/メインディッシュ/ドルチェ/カッフェ
●Menu Pranzo B 3,990円
アミューズ/前菜/パスタ1/パスタ2/メインディッシュ/ドルチェ/カッフェ
メニューを見比べると、どちらかというとAという気分だったのでAにしましたが、他のお客さんはほぼBを選んでおりました。(ちなみにサイト情報によると、7/6(土)からMenu Pranzo B 3,990円のみになるようです。)そしてもちろんワインもいただきたいので、グラスワインセット(3杯)2,100円も一緒にオーダ。
ソムリエにワインの好みを伝えて最初にでてきたのが「Colli di Luni Vermentino 2011」。ヴェルメンティーノ100%で、優しい香りとほんのり甘みもある飲みやすい白ワイン。ちょっと汗をかいてお店にきたので、すっと喉を潤してくれるそんな感じ。一緒にきた友人が気にいっておかわりをいただいていておりました。
ワインとともにでてきたのが、アミューズ。いろいろと説明いただいたのですが、詳細は忘れました。ピアディーナという平焼きのパンに生ハムがくるくると巻かれています。透明な器には口当たりのよい玉ねぎのムースが。先ほどの白にもあうオシャレな一品。
つづいて前菜の「ヤリイカとイタリア米・菜の花・黒オリーブのサラダ仕立て ドライトマト胡麻のコンディメント」。さっぱりとした酸味のあるライスサラダにドライトマトのアクセント、初夏の季節に合わせたような色使いがなんとも爽やか。どこかのリゾートでお食事をしているようなそんな錯覚に陥ります。
そしてあつあつの自家製のパン、ライ麦パン・フォカッチャ。個人的にライ麦パンが大好きなのですが、こちらのパンはライ麦の甘みをしっかりを感じることができすごく好み。フォカッチャももちろん美味しく、どちらも料理をうまく引き出してくれるそんなパンたちですね。
パスタが出てくる前に次のワインへ。「Talea LA MANCINA」ピニョレット100%で、香りはアーモンド&バニラ、味はドライでミネラル感がぐっとくる白ワイン。さっきのもよいですが、このワインもとっても好み。
白に合わせてでてきたのが「スパゲッティーキノコアーモンド春菊のペースト」。春菊のペーストでパスタは緑なのですが、チーズがたっぷりはいっていて味は濃厚。具材のキノコたちも味わい深く、アーモンドが食感と味のアクセントになっています。さきほどのドライでバニラ香りのするワインと相性抜群!
こちらのお店の白はどれも好み。というかお料理とのマリアージュがとにかく素晴らしい!そんなことを思いながら、メインに合わせるワインをどうしますか?とソムリエに声をかけていただきました。最後はお肉なので赤で選んでいただくことに。すると「Barbaresco 2007」。ネッビオーロ100%でラズベリーやスパイシーなアロマが魅力的で、お味はミディアムでとってもエレガントな印象。これもなかなか素敵なワイン。
メインのお料理は「仔牛のほほ肉とアーティチョークの白ワイン」。付け合わせには鮮やかな緑のアスパラガス。お肉は白ワインで煮込んでいるだけあって、全体的にとっても優しい味の印象。そしてアーティチョークって初めていただくのですが、穂先タケノコをちょっと柔らかくした食感でとてもさっぱりしています。先ほどのワインは美味しいのですが、この料理にはちょっと強すぎたかも。このお料理だったら白でもよかったな。
メインディッシュをいただく頃には既に2時間くらい経過していました。とってもゆっくりお食事をワインをいただいているので、かなりの満腹に。そうはいってもスイーツは別腹。「ドルチェの盛り合わせ」とコーヒーで食事の余韻を楽しみます。ドルチェはバジルのアイスにチョコレートムース、トウモロコシのケーキかな。少しづついろいろ盛り合わせているのがよいですね。
こんなにゆったりと時間を気にせずランチをしたのは久しぶり。こういうスローペースもたまにはよいかも。前評判は伺っておりましたが、個人的に気に入ったのがワインとお料理のマリアージュ。ソムリエとシェフの二人三脚がとてもよい相乗効果を出しているお店かなと思いました。
今度は夜にお伺いして、たっぷりとワインとお料理のマリアージュを堪能したいですね。
昼総合点★★★☆☆ 3.8